ブラウン神父 第112話 あらすじ シーズン11第2話 美術フェアの毒入りワインと、疑いをかけられた修道女

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村の美術工芸フェアに、傲慢な高名画家がやって来ます。彼が毒入りワインで倒れ、疑いはワインを造った修道女へ。神父と修道女が組んで、真相を追う回のあらすじと感想です。

それでは112話を一緒に見ていきましょう!

※ここからは結末までのネタバレを含みます。

BS12で10月15日からシーズン2をリピート放送中です!(木・金曜よる9時)

ブラウン神父 第112話 シーズン11第2話のあらすじ

村に越してきたばかりの女性が、美術工芸フェアを取り仕切ることになった。ところが自分の作品が美術誌に取り上げられたと知ると、彼女は激怒し、関わった若い工芸家の女性を厳しくなじる。美術教師も運営に口を挟み、準備は最初から波乱含みだった。

そこへ高名な画家が現れる。画家は主催者の女性の作品を強引に買い取ろうとし、地元住民向けの人物デッサン大会にも、規則を曲げて参加を認めさせた。

店の外では、近くの聖アグネス修道院でワインを造る修道女が自転車で画家にぶつかりかけ、彼女のワインの一本が画家の手に渡った。その後、画家は工芸家の女性の作品を買ったうえで芸術的価値がないとこき下ろし、ブラウン神父にたしなめられる。デッサン大会ではサリバンがモデルを務め、画家の作品が優勝する。画家はその場でワインをあおって倒れ、グッドフェローが死亡を確認した。神父はアーモンド臭から青酸を疑う。

登場からずっと周囲に喧嘩を売る画家なので、容疑者候補が多すぎます。しかも凶器が修道女の手造りワインという、彼女にとって最悪の巡り合わせです。

サリバンは瓶を詰めた修道女を問いただす。修道女は栓に問題はなかったと主張するが、コルクが完全には閉じていなかったと指摘され、修道院のワイン事業は一時停止になる。やがてワインから青酸が検出され、修道女は殺人容疑で勾留された。青酸が入っていたのは、画家の瓶だけだった。

神父と修道女は独自に調べを進めていた。修道女によれば、金属磨き剤には青酸カリを含むものがあり、工芸家の女性の磨き剤が事件に関わる可能性が浮かぶ。画家の部屋で見つけたメモ帳の筆跡の跡を鉛筆でなぞると、自分のものを取り戻すために村へ来たという文面が現れた。

画家のポケットの紙幣には赤い汚れが付いており、同じ汚れが美術教師の紙幣にもあった。教師は、王立美術大学を卒業していない秘密を黙ってもらうため、画家に金を渡していたと認める。

神父の頼みでグッドフェローが証拠品を貸し、ディヴァイン夫人が修道女の身代わりとして房に入った。修道女はサリバンに気付かれないまま外に出て、コルクに針で刺したような微細な傷を見つける。結婚指輪の刻印も、手掛かりに加わった。

容疑者本人を房から出して鑑定させるという作戦は、かなりの無茶です。協力者がそろって腹をくくっているのが、この回の面白いところでした。

二度目のデッサン大会で、神父は工芸家の女性を優勝に選んだ。そのうえで主催者の女性と二人きりで話し、画家が取り戻しに来たのは物ではなく彼女自身だったと告げる。彼女は画家と結婚したが家庭に入るよう求められ、結婚式の日に彼の貯えの一部を持って去っていた。

画家はその金のことを警察に話すと脅し、彼女を連れ戻そうとしていた。神父は、彼女が糖尿病でインスリン用の針を持っているとみる。その針で磨き剤を吸い上げ、コルク越しに瓶へ注入したのだと推理した。彼女は、画家の死を後悔していないと認める。

飲み物に錠剤を入れていた場面が、ここで効いてきます。何気ない仕草が毒を瓶に仕込む手段につながる組み立てがうまいです。

神父は、罪を告白しなければ修道女の命まで代償になると説いた。その後、神父は警察署でサリバンに修道女の釈放を求め、主催者の女性も署に現れて、告白することがあると申し出る。修道女は転属を願い出ており、新しい修道院へ移る前に神父と並んで写真に収まった。

ブラウン神父 第112話 シーズン11第2話の感想まとめ

今回いちばん感心したのは、冒頭で主催者の女性が美術誌への掲載に怒る場面が、そのまま動機の入り口になっていたことです。神経質な人に見えた反応が、実は居場所を知られる恐怖だったと分かると、序盤の印象がくるっと変わりますね。

手掛かりの置き方も好みでした。錠剤の場面が針の存在につながり、修道女が見つけたコルクの傷と結びつきます。磨き剤、指輪、錠剤という三つの小道具が最後に一本の筋になるのは、見ていて気持ちよかったです。

一方、美術教師の紙幣の赤い汚れは、いかにも怪しく見せておいて、卒業の秘密という別の話に着地しました。疑わしい人物の秘密が殺人とは別物だったという外し方は、このシリーズらしくて楽しいです。

瓶を詰めた本人に疑いが向くのは筋として自然です。ただ、修道女があっさり勾留される展開は少し強引にも感じました。そのぶん、ディヴァイン夫人が身代わりで房に入る作戦の無茶さが際立って、思わず笑ってしまいます。

締めくくりでは、修道院での不満を抱えていた修道女が転属を決め、授かった才能を役立てるよう神父に背中を押されます。事件と並行して描かれた彼女自身の選択として、すっきり腑に落ちました。序盤でこき下ろされた工芸家の女性がデッサン大会で優勝したのも、報われた気がしてうれしかったです。

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