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クルミットです♪
第74話の舞台は花嫁学校。堕胎をめぐって逮捕された元看護師の死から、学校の牧師の毒殺へと事件が広がる。マッカーシー夫人が撃たれ、バンティは因縁の相手がいる学校へ送り込まれる。犯人と動機まで触れるので、未見の方はご注意を。
それでは74話を一緒に見ていきましょう!
※ここからは結末までのネタバレを含みます。
ブラウン神父 第74話 シーズン7第4話のあらすじ
花嫁学校ローズウッドの生徒ネルが、学校の看護師モードの手で堕胎しようとしていたところへ警察が踏み込み、モードは逮捕される。告発を進めたのは学校の共同経営者ウィラード牧師で、モードの夫ジンボは牧師に激しい脅しの言葉を浴びせた。
半年後、出産を終えたネルは見舞いに来たブラウン神父とマッカーシー夫人に、家族に勘当されて行き場がなく、退院までに住まいがなければ子どもを手放すことになると訴える。神父は司教や慈善施設に掛け合うと約束した。
釈放されたモードは、望まない妊娠に苦しむ女性を今後も助けるとジンボに告げる。彼が花を摘みに森へ入っている間に、坂の上から無人の車が下りてきてモードをひき、通りがかった神父がその死を目撃した。持ち主のケンプトン夫人は、ハンドブレーキを確かめ、ギアも入れておいたと主張する。
死亡は11時ごろ。牧師やローズウッドらは11時15分ごろには学校にいたとされ、車で約20分の距離から犯行は難しいと見られた。銃を手に乗り込んできたジンボを、神父は牧師のアリバイを示して説得し、銃を置けば真相を突き止めると約束する。だが銃を下ろした際に暴発し、弾がマッカーシー夫人の肩をかすめ、ジンボは逃走した。
説得がまとまりかけたところでの暴発には本当に驚きました。かすり傷で済み、夫人本人が大げさに扱われるのを嫌がっているあたりに少しほっとします。
入院した夫人は、神父に頼まれてネルと話すことになる。神父はローズウッドに頼み込み、バンティを週末だけ生徒として受け入れてもらう。逃げていたジンボは隠れ場所を知られ、逮捕された。バンティは、パーティーで再会していた因縁の相手セシリアに寮を案内され、制服を用意してもらう。セシリアはかつて同じ寄宿学校にいた相手だ。
パーティーではモリスダンスを率いた牧師が倒れ、命を落とす。上着にあった嗅ぎタバコにかすかなニンニク臭を感じた神父は、塹壕で使われた殺鼠剤を思い出す。マロリー警部補は、牧師を二度脅していたジンボの犯行と決めつける。病院ではネルが夫人に、子の父親は牧師で、ジンボの噂も牧師が広めたものだと打ち明けた。
ローズウッドも牧師と同じ症状で病院に運ばれる。手掛かりになったのは、セシリアがバンティの制服に仕込んだヘンルーダの葉だった。湖のそばに生えていると聞き出した神父は、群生地の近くでボートを見つける。ローズウッドの脚には、バンティと同じかぶれがあった。
子どもじみた嫌がらせが、そのまま決め手につながるのが面白いところ。制服がかゆくて大騒ぎしたバンティの災難も、ここでちゃんと意味を持ちます。
神父はローズウッドに、牧師の嗅ぎタバコ入れに毒を詰めた際に指へ残った殺鼠剤が、脚をかいた傷から体に入ったと指摘する。車では戻れないという反論には、湖をボートで渡れば近いと返した。ローズウッドは、モードの決意を耳にして車のハンドブレーキを外しギアを抜いたこと、ネルが牧師に助けを求めた手紙を読んで毒を盛ったことを認める。
胎児を救うため、生徒を守るためだと言い張っていた彼女は、意識が乱れるなかで神に見捨てられたと怯え出す。神父に神の慈悲を説かれ、ようやく告解を決めた。回復の見込みだが、逮捕されたままだという。釈放されたジンボは夫人への謝罪を神父に託し、夫人は慈善施設に移れる6週間後まで、ネル母子を自宅に迎えることにした。
ブラウン神父 第74話 シーズン7第4話の感想まとめ
今回いちばん重いのは、犯人の動機が信仰そのものから出ている点です。ローズウッドはモードの活動を悪と見なし、戦争にたとえて殺人を正当化する。神父が、自分の知る神は殺人を認めないと返すやり取りは、聖職者が主人公のこのシリーズならではの対決でした。
しかも彼女は、牧師がネルを傷つけたことを知っていた。生徒を守ると言いながら、ネルを学校に戻す相談は学校の評判を理由に断っていたんですよね。正しさを口にするほど矛盾がにじむ人物で、二つの事件に一本の線が通ったのはうまいと思いました。
トリック自体は、11時と11時15分、車で20分という時間の壁を、湖を渡るボートで崩す素直なもの。ヘンルーダのかぶれから殺鼠剤が体に入った経緯までつながる流れは、手掛かり同士がちゃんと結びついていて気持ちよかったです。
ジンボは疑われ続けた末に釈放されましたが、セシリアの好意を頼りに身を隠そうとしたあたり、ただの気の毒な夫とも言い切れない人だなと感じました。
締めはやっぱりマッカーシー夫人。ネルを手厳しく批判していたのに、6週間とはいえ母子を家に迎えてしまう。以前の発言をとぼけてごまかす姿まで含めて、撃たれた回の最後が彼女の人のよさで終わったのがうれしいところです。
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