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クルミットです♪
全69話の始まりは、医師が妻の殺害を隠そうとする「殺人処方箋」です。妻そっくりに装った恋人を連れて飛行機に乗る。その大胆さには驚きますが、帰ってきた自宅には、もうコロンボ警部がいるんです。犯人が落ち着き払っているほど、警部の質問が気になってきます。
それでは1話を一緒に見ていきましょう!
※ここからは結末までのネタバレを含みます。
刑事コロンボ 第1話 パイロット版「殺人処方箋」のあらすじ
裕福な妻と暮らす医師は、若い女優と恋人関係にありました。妻の財産を手放さずに関係を終わらせようと、妻の首を絞めます。室内には物取りが入ったような細工も施しました。
医師の計画には、恋人の協力が欠かせません。女優である彼女を妻に見せかけ、一緒に空港へ向かうのです。機内でわざとけんかをし、妻役の恋人だけが降りる。医師はそのまま旅行先へ出発しました。
本人がいない場所でも、夫婦げんかを見た人が証人になる。周りの人の記憶まで利用するやり方が嫌ですね。
数日後、医師が帰宅すると、部屋の奥からコロンボが現れます。ところが、警部が告げたのは妻がまだ生きているという話でした。医師にとっては、計画の土台を揺るがす知らせです。
二人は病院へ急ぎますが、妻は詳しい事情を話せないまま亡くなりました。証言を得る機会は失われても、コロンボには引っかかることが残ります。帰宅した医師が、妻を呼ばなかったことでした。
妻がいるつもりで帰ってきたのなら、まず声をかけてもよさそうです。警部が気にするのは、そんな小さな行動。医師は受け答えを続けますが、警部も簡単には離れません。
空港で預けた荷物の重さも気になります。行きより帰りの荷物が軽いのはなぜなのか。盗まれたはずの品物や、妻の服と手袋はどこへ行ったのか。別々に見えた疑問が、身代わりを使った旅行とつながっていきました。
警部は女優と医師の間柄にも目を向けます。単なる医師と患者では済まない関係をつかみ、女優への追及を強めました。落ち着いた医師と違って、彼女は捜査が続くことに耐えきれなくなっていきます。
女優へ迫るコロンボは、いつもの遠慮がちな印象よりずっと厳しいです。医師の方は彼女に落ち着けと言うだけで、その温度差が引っかかりました。
やがてコロンボは医師を女優の家へ呼びます。彼女が薬をのみすぎて死んだと伝え、プールから運び出される女性の姿を見せました。医師は、これで自分につながる共犯者もいなくなったと思い込みます。
警部は、妻を失い、愛した女性まで失った医師に話しかけます。すると医師は、女優がかけがえのない相手ではなかったことを明かしました。都合が悪くなれば、いずれ彼女を切り捨てるつもりだったのです。
しかし、本物の女優は生きていました。運び出されたのは別人で、彼女は隠れて医師の話を聞いていたのです。医師が空港で使った身代わりの仕掛けが、今度は自分に向けられました。
愛情を信じて協力した相手の本音を知った女優は、もう医師をかばいません。証言をする決意が固まり、医師の用意した逃げ道はふさがれます。
刑事コロンボ 第1話 パイロット版「殺人処方箋」の感想まとめ
最後に本物の女優が姿を見せるところで、ようやく医師の余裕が崩れました。相手をよく知っているつもりでも、自分に都合よく考えていたのは医師自身だったんですね。彼女が聞いているとも知らずに話す姿には、腹が立ちました。
帰宅して妻を呼ばなかったことも印象に残ります。大きな計画を用意しても、普段ならするはずの行動までは整えられない。荷物の重さを聞く警部のしつこさにも、ちゃんと理由がありました。
共犯者への厳しい追及には、こちらも少し身構えます。それでも結末で効いたのは、医師が彼女をどう扱うかでした。自分を守るために恋人まで捨てる、その言葉を本人に聞かれてしまった顔が忘れられません。
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