刑事コロンボ 第19話 あらすじ シーズン3第4話「意識の下の映像」 飲み物の映像で仕掛けた殺人、博士を隠し場所へ向かわせた一瞬

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今回の「刑事コロンボ」は、広告の研究をする博士が、人の気持ちを動かす技術を殺人に使うお話です。

塩辛いキャビアと、ほんの一瞬の飲み物の映像。ばらばらに見える準備が、ひとりの男性を上映室から連れ出すためにつながっていきます。

しかも博士は、被害者の奥さんに疑いが向くように手を回していました。自分の悪事を隠すために、そこまでやるなんて腹が立ちますね。

それでは19話を一緒に見ていきましょう!

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刑事コロンボ シーズン3第4話「意識の下の映像」のあらすじ

広告によって人の購買意欲を動かす研究をしている博士は、サブリミナル広告を得意としています。映像の中に、ごく短い別の画像を紛れ込ませる方法です。

この回では、本人が気づかないうちに、その画像に気持ちを動かされる仕掛けとして使われます。博士はその知識を、仕事以外にも悪用していました。

裏で行っていたのは、顧客への恐喝でした。雇った女性を既婚の男性に近づけ、不倫を疑わせる写真を撮っていたのです。

しかし、今回狙われた顧客の男性は要求を拒否。博士の悪事を当局に知らせると告げました。

そこで博士は、男性の殺害を企てます。自分から仕掛けた恐喝が通じないとわかると、相手の口を封じようとするのでした。

断った側が殺されるなんて、ひどすぎます。博士の落ち着きぶりにも、じわじわ腹が立ってきた!

博士はまず、男性の妻に電話をかけます。夫に近づいた女性の恋人を装い、妻を待ち合わせ場所へ呼び出すのです。

夫の女性関係を知らせれば、妻には夫を恨む理由ができる。しかも外で待たせておけば、その時間の行動を証明しにくくなるという計算でした。

奥さんまで犯人に仕立てるつもりですか? 夫のことで傷つけられたうえに、殺人の疑いまで向けられるのはきついです。

そして博士は、顧客たちを招いた上映会の準備を進めます。上映する宣伝映画には、冷たい飲み物の画像を差し込みました。

上映室の暖房も強くしておきます。映画を見る前の集まりでは、狙った男性に塩気の強いキャビアを食べさせる念の入れようでした。

喉が渇く条件を重ね、そこに飲み物の画像を見せる。男性が自分から席を立つように誘導するつもりなのです。

博士は、映写室からロビーの監視映像を見られないようにも細工します。一方、自分の事務室では、ロビーの様子を確認できるようにしていました。

キャビアを勧めるところから、もう殺人の準備だったんですね。食べ物まで使って逃げ道をふさいでいくのが嫌だった。

映画の上映が始まり、博士はその場で解説を読み上げます。ただ、本人が声を出すのは最初と最後の部分だけでした。

途中からは、あらかじめ録音した声に切り替えます。薄暗い室内とカーテンに隠れた位置を利用して、その場を離れるのでした。

観客には博士の声が聞こえ続けています。そのため、博士自身もずっとそこにいるように思わせられるわけです。

事務室に戻った博士は、飾ってある拳銃を取り出します。そして、小さい口径の弾を撃つための部品を取り付けました。

狙いどおり、男性は飲み物を求めて上映室を出てきます。博士は監視画面でそれを確かめ、ロビーへ向かって男性を撃ちました。

席を立って飲み物を取りに行くだけだったのに。本人が危険に気づく間もないのが、つらかったです。

犯行後、博士は拳銃を事務室の展示場所へ戻します。取り付けていた部品は外し、ランプの中へ隠しました。

その後は上映室へ戻り、録音を止めて、最後の部分を自分で読み上げます。最初と最後に本人の声が聞こえるので、途中の不在が隠れてしまいました。

遺体が見つかる際には、博士はテープを巻き戻し、周囲の音を録音し始めます。こうして犯行中に流した解説の音声を、上から消していくのでした。

録音には、遺体発見時に博士がその場にいたことも残ります。証拠を消す行動が、自分の居場所を示す記録にもなる仕掛けだったのです。

人が倒れているのに、録音を始めるのが先ですか? あとで理由を聞かれたら困りそうな行動なのに、ずいぶん大胆!

捜査に来たコロンボは、小さな不自然さを拾っていきます。外から来た犯人なら、男性が上映室を出る時刻をどうやって知ったのかが問題でした。

博士の録音についても、説明と周囲の証言を照らし合わせます。すると、博士が話した時点より、実際の録音開始は遅かったことがわかりました。

遺体を発見してから録音を始めた理由も、すんなり納得できるものではありません。博士は説明を求められ、言い逃れをすることになります。

事務室に飾られた銃も気になるところです。しかし、犯行に使われた弾の口径とは合わず、そのままでは決め手になりません。

銃はそこにあるのに、すぐには捕まえられない。隠した部品のことを知っているぶん、こちらはもどかしいです。

一方、映写技師は博士の細工に気づいていました。監視映像の装置をいじっていたことに加え、フィルムに編集の跡があることも見つけます。

そこから殺人の仕組みにたどり着いた映写技師は、博士を恐喝しました。要求したのは、口止め料の5万ドル。

コロンボとは親しく接していた人ですが、知ったことを警察へ話す道は選びませんでした。博士に金を払わせようとしたのです。

ここは警察に話してほしかった! 人を殺した相手に取引を持ちかけるなんて、そばで止めたくなります。

博士は、この映写技師も殺害します。使ったのは、最初の被害者の家から盗んだ銃でした。

犯行場所は映写技師が働く映画館です。博士は殺害後、上映中のフィルムのリールを交換してから立ち去ります。

フィルム上映では、途中で巻きの交換が必要になります。博士は交換を済ませることで、映写技師が実際より遅い時刻まで生きていたように見せかけました。

そして、そのずらした死亡推定時刻には、博士はコロンボと事務室で話していたのです。今度はコロンボ自身が、博士のアリバイを支える立場になってしまいます。

コロンボと会っていた時間まで利用するなんて! こういうところで平然としている博士には、やっぱりイライラします。

しかし、映写技師には普段からの習慣がありました。リールに5セント硬貨を仕込み、落ちる音を交換時期の合図にしていたのです。

ところが、現場の床には、その硬貨がありません。コロンボは、最後の交換をしたのが映写技師本人ではないと気づきます。

博士が作った時間のつじつまは、これで崩れていきました。コロンボと話していたというだけでは、もう安心できなくなったわけです。

床に硬貨がないことに気づいてくれて、ほっとしました。映写技師のいつものやり方が、博士の細工を崩してくれた!

そしてコロンボは、博士が得意とする映像の仕掛けを使います。博士の事務室で、自分があちこちを調べている写真を撮るのです。

その画像を映画へ短く差し込み、博士に見せました。今度は博士自身が、気づかないうちに映像の影響を受ける番です。

隠した証拠が気になった博士は、事務室へ急ぎます。そしてランプの中を確かめ、隠していた口径を変える部品を取り出しました。

そこにはコロンボが待ち構えていました。博士が自分で取り出した証拠を、その場で押さえます。

あれだけ用心していたのに、自分から隠し場所を教えてしまった! 部品が出てきたところで、やっと捕まえられたと息がつけました。

コロンボは、博士の技術がなければ解決できなかったと認めます。報奨金が出るなら博士が受け取れるよう後押しする、とまで話すのでした。

自分の仕掛けで追い詰められた博士も、これには笑ってしまいます。最後まで余裕を保とうとしていた相手から、笑いがこぼれた結末でした。

刑事コロンボ シーズン3第4話「意識の下の映像」の感想まとめ

いちばん残ったのは、博士が事務室へ戻り、ランプの隠し場所を確かめるところです。あんなに準備を重ねていた人が、最後は自分で証拠を取り出してしまいました。

部品を隠した場所を知っているので、そこへ戻った時点でこちらも落ち着かなくなります。コロンボが待っていてくれて良かった!

博士は、人の気持ちを動かすことに自信があった人です。それでも、自分の秘密を探られている画像を見せられると、確かめずにはいられなかった。

私も、隠しておきたい物が見つかりそうなら、置き場所が急に気になります。その落ち着かなさを博士にも向けたコロンボに、助けられた気分でした。

途中では、被害者の奥さんが気の毒だった。夫の女性関係を知らされ、待ちぼうけをさせられ、その行動まで疑いの材料にされるなんて、たまらないですよね。

映写技師が恐喝に走ったところも残念です。せっかく仕組みに気づいたのに、博士と二人で話をつけようとしてしまったのが苦いところでした。

その人の硬貨の習慣を、コロンボが見落とさなかったのはうれしかったです。リールを交換する人が変わると、床に残るものまで変わる。あの小さな違いが頼もしかった。

最後の博士の笑いには、少しだけ力が抜けました。でも、ランプから部品を取り出したところをコロンボに押さえられると、やっぱりその手を待っていた、とほっとします。

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