刑事コロンボ 第31話 あらすじ シーズン5第2話「ハッサン・サラーの反逆」 外交特権を盾にした犯人が、自分から逮捕を求めるまで

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今回は、犯人にたどり着いても、すぐには逮捕できない事件です。コロンボの前に立ちはだかるのは、外交官のハッサン・サラー。

人を殺しておきながら、自分の立場を頼りに落ち着いているサラー。その態度には、じわじわ腹が立ってきます。

協力した部下にまで罪を押しつけるのだから、放っておけません。いつもの調子で話しかけるコロンボにも、今回は捜査を進めるうえで厄介な壁がありました。

結末まで触れながら、それでは31話を一緒に見ていきましょう!

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刑事コロンボ シーズン5第2話「ハッサン・サラーの反逆」のあらすじ

ハッサン・サラーは、架空のアラブの国の公使館で働く、地位の高い外交官です。本国には若い国王が即位していますが、サラーは政府の中で自分の力を強めようとしていました。

そのために企てたのが、館内での殺人事件。警備責任者を殺し、過激派による犯行に見せかけようとします。

サラーは、館内で働く理想に燃える部下を計画に引き込みます。部下は、改革を求める人々の評判を落とす工作だと考え、手を貸してしまうのでした。

自分の立場を強くするために、誰かの命を奪う。その計画に部下まで巻き込むサラーには、もうこの時点で腹が立ちます。

サラーは警備責任者を背後から殴り、殺害します。そして、国王の訪問に向けた警備の打ち合わせのため、警察本部へ向かいました。

サラーが警察に到着すると、残った部下が電話をかけます。殺された警備責任者になりすまし、まだ生きているように装うためです。

その電話のあと、部下は執務室に仕掛けた爆弾を爆発させます。警備責任者が殺されてから、すでに三十分ほどが過ぎていました。

爆発で金庫が開き、現場は外から侵入した者に荒らされたように整えられます。警備責任者は金庫を狙った犯人に殺された、という筋書きだった。

電話をかける役まで部下にやらせて、自分は警察にいるんですね。サラーだけが安全な場所に収まっているのが嫌です。

事件を調べ始めたコロンボは、現場の小さな点に引っかかります。まず、警備責任者が拳銃を抜いていなかったこと。

爆発に気づいて駆けつけ、侵入者と向き合ったのなら、武器を手にしていてもよさそうです。しかし、現場にはその形跡がありません。

焼けた書類の山にも、不自然なところがありました。その上に、天井から落ちたしっくいの粉が積もっていたのです。

爆発のあとで書類が焼かれたという話なら、粉と書類の重なり方が合いません。コロンボは、殺人や爆発が起きた順番を疑い始めます。

金庫を吹き飛ばすほどのことをしても、書類の上の粉まで見られてしまう! こういうところに気づくコロンボを見ると、少しほっとします。

そしてコロンボは、館内の人間が事件に関わっていたと見抜きます。捜査の先に浮かんだのは、姿を消した部下でした。

部下は、サラーの計画に従って身を隠していました。ところがサラーは、その不在を利用し、警備責任者殺害の罪を部下に押しつけようとします。

隠れていることまで、自分を犯人に仕立てる材料にされてしまう。サラーに協力した部下は、逃げ場を失っていきます。

コロンボの捜査が部下へ近づくと、サラーは彼も殺害。今度は、政治的な仲間によって口を封じられたように見せかけました。

部下も悪い計画に加わっています。それでも、言われたとおりに隠れた末に殺されるなんて、あまりにひどいです。サラーは自分が助かることばかり!

一方、公使館の外には、政府に抗議する学生たちが集まっていました。ただ、学生たちは若い国王そのものに反対しているわけではありません。

国を新しい方向へ進めようとする国王には、支持を寄せています。彼らが不満を抱えているのは政府のほうで、サラーが敵に見せたい相手と、国王の考えは単純には分けられません。

国王の訪米中、コロンボにも国王と接する機会が訪れます。若い国王はコロンボに好感を持ち、二人の間に接点ができました。

国王がコロンボを気に入ってくれて良かったです。サラーの立場ばかりが強そうに見えていたので、ここはちょっとうれしいところ。

国王の集まりでは、事件から少し離れたコロンボの姿も見られます。タキシードを着ていても、その上にはいつものレインコート。

出された料理を口にしたあと、それがカタツムリの料理、エスカルゴだと知る場面もありました。国王が好むフランス料理が用意されていたのです。

飲み物は果物のジュース。その国ではお酒を飲まないという習慣に、コロンボも触れることになります。

せっかくタキシードを着ても、コートはいつものまま! あの姿には安心します。食べたあとでカタツムリだと知るのは、私もちょっと困るなあ。

しかし、捜査のほうは簡単には進みません。サラーには外交特権があり、アメリカで罪を問おうとしても大きな制限がかかります。

ここで問題になるのは、外交官が赴任先の国で逮捕や刑事裁判から守られる仕組みです。サラーはその立場を頼りに、コロンボの追及にも落ち着いたままでした。

国務省の担当者まで、外交関係を気にして捜査を止めようとします。サラーが有罪か無罪かより、国同士の関係を優先する態度でした。

二人も殺されているのに、犯人かどうかは二の次なんですか? コロンボが調べてきたことまで押し戻されるようで、ここはもどかしかったです。

コロンボは事件の真相に近づいています。それでも、サラーの犯行を立証する決め手と、外交特権という問題が残っていました。

やがて、国王が帰国したと思われる状況になります。コロンボはサラーとコーヒーを飲みながら、これ以上は罪を証明できないと話します。

自分の負けを認めるようなコロンボに、サラーは余裕を見せました。外交特権に守られているつもりで、二件の殺人について自分の犯行を認めてしまいます。

コロンボが真相を見抜いたことには、感心するサラー。それでも、自分を逮捕することはできないという態度だった。

人を二人殺した話を、そんなに落ち着いてできるんですね。コロンボを褒める余裕まであるのが、なんとも腹立たしいです。

そこへ姿を現したのが、帰国したはずの国王でした。実は飛行機には乗っておらず、隣の部屋で二人の会話を聞いていたのです。

サラーが自分で認めた殺人も、国王の耳に入っていました。これまで動じなかったサラーが、ここでようやく追い詰められます。

国王は、サラーを本国へ連れ帰り、その罪を問う構えです。本国で待つ厳しい処罰を恐れたサラーは、アメリカに残る道を選ぼうとします。

国王が出てきたところで、やっとサラーの余裕が崩れました! 聞かれていたと分かったあとの反応には、こちらも思わず力が入ります。

サラーは外交特権を放棄し、自供書に署名します。そして、自分からコロンボに逮捕を求めるのでした。

国王は、自供を撤回するようなことがあれば、本国へ送ると念を押します。サラーがあとから話を変えて逃げることも許しません。

こうしてコロンボは、サラーを逮捕できることに。サラーは最後に、コロンボへ一礼しました。

あれほど頼りにしていた外交特権を、自分から手放すとは。コロンボに捕まることを望むサラーを見て、ようやく息がつけました。

刑事コロンボ シーズン5第2話「ハッサン・サラーの反逆」の感想まとめ

いちばん残ったのは、やっぱり隣の部屋から国王が現れる場面です。さっきまで安心して話していたサラーが、急に自分の身を心配し始めるところ。

コロンボには犯行を認めても平気だったのに、国王に聞かれたと分かると、あの反応。今度はコロンボに助けてもらうつもりですか?

サラーの落ち着いた態度には、途中ずっとイライラしていました。コロンボが問いかけても、なかなか崩れないんですよね。

だから国王の登場はうれしかったです。ただ、本国へ帰ることをあれほど恐れる姿を見ると、待っている処罰の厳しさも気になりました。

それでも、サラーが殺した二人のことは忘れられません。特に、協力させられた部下が、隠れた先でまで利用されたのはきつかった。

部下自身も事件に手を貸していたけれど、サラーは最初から最後まで、自分だけが逃げ切るつもりに見えました。最後に礼儀正しく一礼されても、そこは許せないままです。

焼けた書類の上に落ちた粉も、好きな手がかりでした。派手な爆発があった場所で、そんな小さなものをきちんと見ているコロンボが頼もしい!

タキシードの上のレインコートには、いつもの調子で笑えました。ああいう姿を挟んでくれると、サラーに腹を立てていた気持ちもちょっと緩みます。

でも、この回でいちばんすっとしたのは、サラーの口から逮捕を求めたこと。自分からコロンボに捕まろうとする姿には、ようやく逃げ道がなくなったんだと、ほっとしました。

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