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クルミットです♪
ジョンとメアリーの結婚式当日、シャーロックにとって一番の難関は付添人のスピーチでした。ところが、その思い出話が殺人を止める手掛かりに変わっていきます。シーズン3第2話を結末まで整理します。
それでは8話を一緒に見ていきましょう!
※ここからは結末までのネタバレを含みます。
SHERLOCK 第8話「三の兆候」のあらすじ
ジョンとメアリーの結婚式の日。シャーロックは付添人としてスピーチをする役を任され、ナプキンの折り方を練習し、ヴァイオリンの独奏曲を作り、招待客の下調べまで進めていた。式の前には、助けを求める連絡を受けたレストレードが駆けつける。だが用件は、ジョンの面白い逸話を教えてほしいというものだった。
式の場でシャーロックは、自分がいかに無礼で人付き合いが下手かを語り、そんな自分がジョンの親友になれたことを述べる。そのうえで、ジョンと関わった事件の話に移っていく。
自分をけなす挨拶が、そのまま友情の告白になる組み立てが巧みだ。
一つ目は、衛兵が何者かにつけ狙われ、鍵のかかったシャワー室で刺されて見つかった事件。犯人の姿も凶器も見当たらず、当時は解けないままだった。二つ目はジョンの独身最後の夜の出来事。シャーロックは酒量を計算して酒場巡りに臨んだが、ジョンが酒を足したため二人は短時間で泥酔する。それでも依頼人テッサの件を引き受け、酔ったまま調べて拘置され、レストレードに出してもらった。二日酔いの中でシャーロックは、似た境遇の女性たちを比べ、亡くなった人の身元を借りて女性に近づく男、メイフライ・マンの仕業だと結論づける。
スピーチを終えかけたところで、シャーロックは二つの事件が結婚式につながっていると気づく。テッサは、親しい人しか知らないはずのジョンのミドルネーム、ハミッシュを知っていた。メイフライ・マンの狙いは招待客の一人だと見たシャーロックは、わざと脱線した話を続けて時間を稼ぎ、標的を絞り込む。メイフライ・マンは、写真に写らない写真係に成りすましていた。アーチーは、衛兵につきまとっていた人物が客に紛れているのではと指摘する。
標的はジョンの旧友、ショルト少佐だった。少佐は死を覚悟していたが、シャーロックが説得し、命は助かる。目的を果たせなかったメイフライ・マンは、賢く立ち回ろうとしたのが失敗だったとこぼした。続いてシャーロックは、ジョンとメアリーに「三の兆候」の意味を告げる。それはメアリーの妊娠だった。式の後、シャーロックはひとりで会場を去る。
祝宴が、そのまま二人の暮らしが変わる知らせにもなる幕切れだ。
SHERLOCK 第8話「三の兆候」の感想まとめ
一番うまいと思ったのは、手掛かりが思い出話の形で並んでいる点です。衛兵の事件も酔った夜の依頼も、語っている間は笑い話に聞こえます。ところがテッサがハミッシュという名を知っていた一点で、結婚式の客席に話がつながります。笑い話の中に事件の鍵が置かれていたのが、この回の肝だと思います。
酒量を細かく計算したシャーロックの計画を、ジョンが酒を足して崩す場面も、二人の関係をよく表しています。普段は推理で主導権を握るシャーロックが、ジョン相手だと段取りを覆されてしまいます。
終盤、ジョンは、人が死にかけているのだから早く解けと、シャーロックを芝居がかった人間扱いして叱ります。大切な日にその言葉を向けられるのは、事件を前にしたシャーロックの性格を知り尽くした相手だからこそです。そこでシャーロックが一気に答えへ近づくのも、ジョンの言葉が効いたからだと読めます。
アーチーの指摘は、犯人が客の中にいると見当をつける手掛かりになりました。一方で少佐を説得できたのは、そうした悲しみがジョンに何をもたらすかを、シャーロックが身をもって知っているからだと思います。その経験が、死を受け入れようとした少佐への言葉につながったように感じました。
最後に妊娠を告げるのがシャーロックなのも印象的です。そのシャーロックが式をひとりで去る姿からは、ジョンとの暮らしがこれまでと同じではなくなることを自分で受け止めているように思えます。
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