シェイクスピア&ハサウェイの事件簿 シーズン2最終回(第20話) あらすじ シーズン2第10話「地獄にしては寒すぎる」

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シーズン2第10話「地獄にしては寒すぎる」は、軽い詐欺事件が裏社会の大物クロード・モーティマーの影を帯びていく一話。結末まで書くので、未見の方はご注意ください。

それでは20話を一緒に見ていきましょう!

※ここからは結末までのネタバレを含みます。

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シェイクスピア&ハサウェイ シーズン2最終回(第20話)「地獄にしては寒すぎる」のあらすじ

新婚のアンソニーとビアンカのパーシー夫妻は、引っ越し業者に荷物をすべて持ち逃げされ、フランクとルー(ルエラ)に調査を依頼する。業者は名前を変えながら同じ手口を重ねており、今回はフロリアン・フォルテスと名乗っていた。

フランクとルーは離婚間近の夫婦を装い、家財の分け方で言い争う芝居を打ってフォルテスを呼び寄せる。調べるうちに、フォルテスの下で働いているのがフランクの知るビリー・ザ・ブリックだと分かり、ルーはビリーに気づかれないよう変装した。

荷物の保管庫には、裏社会の大物クロード・モーティマーと手下のマーシーが現れ、あるものの在りかを問いただしてフォルテスを撃ち殺した。物陰に隠れていたビリーは、その一部始終を見ていた。

警察が現場を調べた後、フランクたちとパーシー夫妻が保管庫を訪ねると、家財は戻っていたが、ビアンカの祖母の遺灰を納めた天使像だけが見当たらなかった。

ここまでは軽い詐欺事件のはずが、保管庫の銃撃で一気に空気が変わる。行方の分からない天使像が気になる。

事務所に現れたビリーは、天使像を盗んだと認める。養母への誕生日の贈り物にするつもりで、遺灰入りと知ってからは墓地に置いたという。ビアンカはモーティマーの姪で、遺灰は彼の母のものだった。銃撃の場で彼らが探していたのも、この像とみられる。

マーロー警部は探偵社を外部の協力者として自分の部屋に迎えており、キーラー巡査部長はそれが面白くない。フランクがビリーと墓地へ像を取りに行く姿を見つけて後を追うが、像を見つけた三人はモーティマーとマーシーにも見つかり、銃を突きつけられる。

三人は車で工業団地へ運ばれる。フランクは追跡できない携帯を隠し持っており、ルーに電話をかけて車両の登録番号を伝えた。ただ、通話から絞れたのは半径8マイルほどの範囲までで、セバスチャンの提案でスパイダーにも助けを求める。

モーティマーたちは三人を冷凍コンテナに閉じ込め、海に沈めるつもりでいた。フランクの携帯はマーシーに取り上げられ、外に助けを呼ぶ手段は断たれた。

ルーとマーローは、おおまかな場所だけを頼りに工業団地へ向かう。車中でマーローは、フランクが警察を辞めた理由を明かす。子供が殺された事件で、検査機関の不正疑惑により鑑定証拠が使えなくなった。そこでマーローは証拠を足して有罪に持ち込もうとしたが発覚し、上司のフランクが責任を負った。犯人は勾留中に殺され、裁判は開かれなかった。

スパイダーはフランクの通話の背景音から、通過した航空機の種類と着陸先を割り出し、捜索範囲を狭めた。

モーティマーは像を手にしたが、本当に欲しいものはまだ見つからず、三人を殺すと脅す。ここでビリーが脱出し、両手のレンガでモーティマーとマーシーを殴り倒した。そこにルーとマーローが到着し、応援も向かっていた。

命を救われても、キーラーはビリーを逮捕すると言い張る。この頑固さは相変わらずだ。

キーラーはビリーを捕まえようとしたが、ビリーは再び姿を消した。天使像と遺灰はパーシー夫妻に返された。モーティマーが探していたのは、像の底にあった未加工のダイヤだった。夫妻は重さに気づいて中身を取り出し、飾りの小石と思い込んで金魚ジュリアスの水槽に敷いていた。ダイヤは約300万ポンドに相当し、モーティマーが国外逃亡に備えて隠していたものだった。

シェイクスピア&ハサウェイ シーズン2最終回(第20話)「地獄にしては寒すぎる」の感想まとめ

離婚間近の夫婦を装う場面は、フランクとルーの掛け合いが一番楽しいところです。芝刈り機の取り合いのような所帯じみた口論に、相手はまったく疑いを持ちません。ルーが偽名に、セバスチャンの開いていた新聞の舞台評から「じゃじゃ馬ならし」の人物名を借りる小技も気が利いています。

手掛かりの核心は、水槽の小石の正体でした。夫妻は像の重さに気づいて底の中身を取り出し、水槽に移していました。偽業者が唯一持っていかなかったのが水槽だったので、モーティマーが血眼で探した品は、事件の間ずっと夫妻の家にあったことになります。小さな詐欺から大物のダイヤに行き着く構図は皮肉が効いています。

コンテナの中の人物描写も印象的です。キーラーがビリーを罵ると、フランクは生い立ちを挙げてかばい、ルーを軽んじる言葉には、キーラーよりずっと優れた探偵だと言い返します。犬猿の仲のはずが、モーティマーに撃たれそうなキーラーの前へ身を投げ出すのもフランクの選択でした。救出後にルーがフランクを抱きしめる場面にもつながっています。

ビリーの扱いも見どころです。ルーが偽の警報で逃がし、終盤にフランクがダイヤを渡す前に、ビリーの消息を警察へ尋ねます。マーローとキーラーが答えないことで、追う気はもうないと示されたように受け取れます。フランクは情に厚く、ルーは機転が利く、二人の持ち味がここに出ていました。

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