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クルミットです♪
今回は、農場で起きた恐ろしい死をきっかけに、町の医師が殺人を疑われるお話です。匿名の手紙が届き、医師の若い妻にまで冷たい目が向けられてしまいます。
ただでさえ夫が疑われて苦しいのに、妻への仕打ちがひどくて腹が立ちました。そして、医師が自分から罪を認める理由も、つらいものだったんです。
ここからは結末まで触れています。
それでは19話を一緒に見ていきましょう!
ブラウン神父 シーズン2第9話のあらすじ
農場主とその息子は、どちらも周囲に感じよく接する人ではありません。特に息子は、町の医師の若い妻にしつこくつきまとっています。
しかも息子は、父親に自分と医師の妻が不倫していると話していました。父親はその言葉を信じ、二人には関係があると思い込んでいます。
つきまとったうえに、父親にはそんな話までしているなんて。相手の暮らしを巻き込むのはやめてほしいです!
そんな息子が、農場の脱穀機で命を落とします。脱穀機は、刈り取った麦から実を取り出すための農機具です。
ブラウン神父が農場の干し草置き場へ上がると、機械の取り込み口には血が飛び散っていました。中をのぞいた神父は、その光景に驚きます。
そして、機械の排出口の下には息子の靴が落ちていました。
あの靴が残っているのが嫌でした。つきまといには腹が立ったけれど、こんな亡くなり方はつらいです。
やがて、医師が息子を殺したと責める匿名の手紙が現れます。息子が父親に話していた不倫の話もあり、医師に疑いが向けられていくのです。
妻に近づく若い男性が亡くなり、その夫を殺人犯だと名指しする手紙が届く。医師にとって、厳しい状況になってしまいました。
ブラウン神父にとって、疑われている医師は友人です。友人を死刑から救うためにも、神父は手紙を出した人物を探ろうとします。
捜査は専門家に任せるよう言われても、神父は引き下がりません。タイタニック号を造ったのは専門家でも、聖書の箱舟を造ったのは素人だと返します。
沈没した船と、大洪水を乗り切るための船を持ち出しての返事でした。
神父のこの返しには、ちょっと笑ってしまいました。静かな顔で、ちゃんと言い返すんですね。
しかし、手紙を巡っては、ブラウン神父も医師の妻を疑います。妻は夫にかかった疑いだけでなく、自分に向けられる疑いにも苦しむことになります。
医師と妻は年の離れた夫婦です。そのこともあって、妻が若い息子と不倫していたのではないかという噂が広がっていました。
妻は、町で唾を吐きかけられるほどの仕打ちを受けます。夫が殺人を疑われ、自分まで不倫をしたと決めつけられるのです。
人の噂だけで、そこまでしていいんですか? つらい思いをしている妻に、ひどいことをしないでほしい!
実は妻は妊娠していて、そのことを知っているのはブリジット・マッカーシー夫人だけでした。妻はおなかに子どもを抱えながら、この騒ぎの中にいるのです。
夫のことだけでも気が休まらないところへ、自分への中傷まで重なっていました。
赤ちゃんがいると分かってからは、妻が責められるたびに余計につらくなりました。せめて安心して過ごせる時間をあげてほしいです。
一方、医師と亡くなった息子の間には、以前からある事情がありました。医師は、息子の母親を十分に助けられなかったことを深く悔やんでいます。
息子はその後悔につけこみ、医師から痛み止めを繰り返し処方してもらっていました。医師にとって、母親のことは強い負い目になっていたのです。
医師が悔やんでいると分かっていて、薬を求める息子にもイライラします。断りにくいところを突いてくるのが嫌でした。
その母親には酒の問題があり、トラックにひかれて亡くなっています。目撃者の中には、自分からトラックの前へ飛び出したのではないかと考える人もいました。
農場主も、妻のために十分なことをしてやれなかったと認めます。そして、その後悔を息子にぶつけていたことも打ち明けるのです。
父親が恐れていたのは、息子も母親のように酒に溺れることでした。しかし、息子への接し方は、かえって息子を同じように酒へ向かわせてしまっていました。
母親を助けられなかったことを悔やむ医師と、妻にしてやれなかったことを悔やむ農場主。その二人の間にいた息子まで、命を落としてしまったのです。
お父さんの後悔は分かるけれど、それを息子にぶつけてほしくなかったです。家族を二人とも失ってから話すのが、切なかった。
そんな中、医師は息子を殺したと自白してしまいます。疑われていただけだった夫が、自分から殺人を認めてしまったのです。
妻にとっては、不倫の噂や町の人々の仕打ちに続く、あまりにつらい出来事でした。
ここで夫まで罪を認めてしまうんですか? 妻の気持ちを思うと、もうこれ以上はやめてあげて、と言いたくなりました。
しかし、妻はあることに気づきます。夫の服には、麦のくずがついていなかったのです。
もし息子を脱穀機に突き落としていたのなら、服にはくずが残るはずです。それなのに、夫の服にはありませんでした。
妻はその食い違いから、夫の自白が嘘だと気づきます。夫が殺したと認めても、服の状態はその言葉と合っていなかったのです。
ここで気づいてくれたのが妻で、良かった! あんなに傷つけられていた人が、夫の嘘を見つけてくれたことに少し救われました。
実際には、息子は酔った状態で自分の脱穀機に落ちていました。誰かに突き落とされて殺されたのではなく、事故だったのです。
ただ、医師は意図せず息子が落ちるきっかけを作ってしまっていました。そのため、息子の死に強い罪悪感を抱えていたのです。
母親を十分に助けられなかった後悔に、息子の死まで重なります。医師は、自分が責任を負わなければならないと考えていました。
そして医師自身も、がんで死期が迫っていたのです。病気で衰えていく自分を、妻が最期まで世話することになるのを避けたいという思いがありました。
殺人犯として処刑されれば、がんで少しずつ弱っていくよりも早く終われる。医師は、そんな理由で嘘の自白をしていたのです。
ここで医師が受けようとしていた刑罰は、死刑である絞首刑でした。罪を認めることは、自分の命を終わらせることにもつながります。
医師は、自分が処刑されれば、息子を失った農場主にも区切りがつくと考えていました。妻に世話をかけたくない気持ちと、農場主への罪悪感から、自分が死ぬ道を選ぼうとしたのです。
妻のためだと思っていても、そんなことまで一人で決めないでほしい! 妻が夫の嘘に気づいたところを思い出すと、つらくなります。
ブラウン神父は、そんな医師を説得します。医師は神父の言葉を受け入れ、嘘の罪をかぶって死のうとする考えを改めました。
病気や後悔を抱えた医師が、自ら処刑される道を進むことは、神父の説得によって止められたのです。
ブラウン神父 シーズン2第9話の感想まとめ
いちばん心に残ったのは、妻が夫の服についていない麦のくずから、嘘の自白を見抜くところです。夫自身が認めてしまったら、もうどうしようもないように見えていました。
それでも、妻は夫の言葉と服の状態が合っていないことに気づいた。ここはうれしかったです!
夫を疑う声が広がり、自分も不倫をしたと責められている中での気づきなんですよね。妻が気づいてくれて良かったと、しみじみ思いました。
町で唾を吐きかけられる場面は、かなり嫌でした。噂を理由に、人にあんなことをするのは許せません。
年の離れた夫婦だからといって、若い妻を不倫した人だと決めつけていいわけがないです。息子につきまとわれていただけでも嫌だったのに、その死後まで妻が責められるのはきつかった。
妊娠していると知っているマッカーシー夫人の存在には、少しほっとしました。誰もそのことを知らないままだったらと思うと、妻の孤独がつらすぎます。
医師の気持ちも、簡単には責められません。母親を十分に助けられず、息子の事故にも関わってしまい、自分にも残された時間が少ないと分かっている。
そんな状態で、妻に最期の世話をさせたくないと考えてしまったことは苦しいです。ただ、妻を残して死ぬ方法まで決めてしまうのは、やっぱり悲しかった。
妻が夫の自白をそのまま受け止めず、服のくずに気づいた場面を見たあとでは、なおさらそばにいてほしくなります。世話をかけるかどうかだけで、二人の残りの時間を決めないでほしいです。
農場主が、妻への後悔を息子にぶつけていたと認めたところも重かったです。息子のしたことには腹が立つけれど、父親からそんな扱いを受けていたと知ると、そこは気の毒でした。
お酒に溺れてほしくなかったのに、その接し方で息子を追い詰めてしまった。亡くなったあとで悔やむ父親を見ていると、もっと早く息子にその気持ちを話してほしかったと思います。
今回は、事故だと分かっても、すっきり明るい気持ちにはなれませんでした。医師の病気も、農場主が家族を失ったことも残っています。
それでも、嘘の罪をかぶろうとする医師を思い直させたブラウン神父には、ここは本当にありがとうと言いたくなりました。
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