刑事コロンボ 第5話 あらすじ シーズン1「もう一つの鍵」 兄を撃った妹の誤算と、恋人が聞いた銃声

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今回の「刑事コロンボ」は、兄に恋愛まで口出しされてきた妹が、その兄を殺してしまうお話です。

好きな人と一緒にいたい。その気持ちは応援したくなるのに、妹が選んだ方法は取り返しのつかないものでした。

しかも、用意していた計画は、兄が持っていた予備の鍵で狂ってしまいます。事件のあと、服装も周囲への態度も変わっていく妹が、だんだん心配になりました。

結末まで触れながら、それでは5話を一緒に見ていきましょう!

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刑事コロンボ シーズン1「もう一つの鍵」のあらすじ

広告会社を経営する兄は、妹の暮らしにも強く口を出していました。妹が交際しているのは、兄の会社で働く幹部の男性です。

兄はその交際を認めず、恋人の目当ては一家の財産だと決めつけます。妹自身が愛されているとは、まるで考えてくれません。

母親も娘に冷たく、恋人のことを財産目当てだと疑っていました。妹は、家族の中で自分の気持ちを尊重してもらえずにいたのです。

恋人を疑うだけでも嫌なのに、妹には愛される魅力がないような言い方まで。お兄さん、それはひどいです!

そして兄は、妹と別れなければ会社を解雇すると、恋人に手紙を送ります。仕事を盾にして、二人を引き離そうとしたのでした。

ここまで踏み込まれた妹は、兄を殺す計画を立てます。侵入者と間違えて撃った事故に見せかけるつもりでした。

まず、兄の鍵束から家の鍵を抜き取ります。夜遅く帰った兄が玄関から入れなければ、妹の寝室にある庭側のガラス戸へ回ると考えたのです。

そこから入ってくる兄を撃ち、物音や警報に驚いて侵入者だと思ったと説明する。それが妹の用意した筋書きでした。

妹は、計画どおりに兄を撃つところまで頭の中で思い描いています。けれど、これはまだ彼女の想像の中での出来事です。

兄から離れたい気持ちはわかるけれど、そこまで準備を進めてしまうのはつらい。もう銃を置いてほしいです。

実際に兄が帰宅すると、思いもよらないことが起こります。兄は庭側のガラス戸ではなく、玄関から家に入り、室内側から妹の寝室へやってきました。

玄関のそばの植木鉢に、予備の鍵を隠してあったのです。妹は、その鍵の存在を知りませんでした。

鍵を抜いておいたのに、どうして玄関から? 妹が思い描いていた場面と違って、こちらまで落ち着かなくなります。

兄が予備の鍵について説明している途中で、妹は発砲します。三発の銃弾を浴びせたあと、遺体を庭側のガラス戸のところまで引きずりました。

計画が狂っても、妹は事故だったという説明を変えません。兄が外から寝室へ入ってきたように、現場を整えたのでした。

一方、そのころ恋人も屋敷に到着していました。兄からの手紙を受け取り、車で駆けつけていたのです。

門を乗り越えて屋敷に入った彼は、銃声を耳にします。このとき彼が聞いた音が、のちに妹の説明を崩すことになります。

事件のあとには、死因や死亡時の事情を調べる検死審問が開かれました。妹は兄を侵入者と間違えたと説明し、陪審員たちもその言い分を受け入れます。

これで兄の支配から解放された妹。しかし、コロンボには納得できない点が残っていました。

兄が庭を横切って寝室へ向かったというなら、刈ったばかりの芝生を歩いたことになります。ところが、靴には芝がついていないのです。

切れていた電球が、不自然なほどきれいだったことも気になります。妹の話と、現場に残ったものがうまく合いません。

靴についた芝まで確かめているんですね。事故という説明が通っても、コロンボは小さな食い違いをそのままにしません!

兄を失った妹は、身なりを大きく変えていきます。髪を整え、華やかな服やスポーツカーを買い、自分の好きなものを選ぶようになりました。

それまで押さえつけられていた彼女が、自分の意思で動き始めたのです。会社の経営にも乗り出し、兄がいた立場に収まります。

好きな服を選んで、髪形も変える。そのくらいは、もっと前から自由にさせてあげてほしかったです。

母親に対しても、妹は黙って従わなくなりました。会社を動かす権限を取り上げ、母親はもう年を取りすぎているという態度を見せます。

母親から受けてきた仕打ちを思えば、反発するのも無理はありません。それでも、相手を見下すような接し方には、少し嫌な気持ちになります。

恋人との関係にも変化が出てきました。彼が服装について意見を口にしただけでも、妹は自分で決められると強く反発するのです。

もう指図されたくないのはわかります。でも、恋人の言葉まで全部はねつけなくてもいいのに。

そして妹は、会社の会議で恋人の昇進と、自分たちの結婚を発表します。恋人を、自分にだけ報告する高い役職に就けるつもりです。

ところが、その結婚の発表は、彼に十分な相談をせずに進めたものでした。恋人は、身内へのえこひいきにも見える人事に戸惑います。

結婚の話まで、どうして一人で決めてしまうの? 彼にも気持ちがあるのに、それを置いて進めないでほしい!

恋人は、買い物や地位に夢中になっている妹に向き合おうとします。彼の言葉を聞いて、妹が少し落ち着くかに見える瞬間もありました。

けれど、自分の思いどおりにしたいという態度は変わりません。やがて妹のほうも、彼との結婚を考え直すようになります。

兄に交際を邪魔されたとき、あれほど手放したくなかった相手です。その人との間に、今度は妹自身が溝を作っていました。

恋人が欲しかったのは、立派な役職ではなかったんですよね。彼が困っているところを見るのが、だんだんつらくなりました。

コロンボの訪問も続きます。妹は彼が持ち出した電球を会議室で投げ、捜査へのいら立ちを隠せなくなりました。

そして恋人に、法的な手段でコロンボを遠ざけられないかと迫ります。彼と穏やかに過ごす時間まで、妹の怒りで埋まっていくようで苦しかったです。

二人の関係は、とうとう終わりを迎えます。恋人は会議のあとに妹とぶつかり、酒場で酒を飲んでいました。

そこにいたコロンボは、検死審問の記録を読み返しています。目を留めたのは、事件当夜についての恋人の証言でした。

彼が聞いたのは、銃声が先で、警報があと。

妹の説明では、侵入を知らせる警報のあとに発砲したことになるのに、実際の順番は逆だったのです。

そこが逆だったんですね! 屋敷に駆けつけた恋人が、その音を聞いていたことが重くなってきました。

終盤、妹はコロンボが庭側のガラス戸から入ってくると考え、銃を構えて待ち受けます。しかし、コロンボは兄の予備の鍵を使って家に入っていました。

妹はここでも、予想と違う場所から現れた相手に驚かされます。あの鍵が、最後まで妹の計算を狂わせたのです。

コロンボは、銃声と警報の順番を突きつけます。恋人はつらくても、自分の聞いたことを証言するだろうと告げました。

追い詰められた妹は、コロンボに銃を向けます。それでも、兄の死を事故に見せかける計画は崩れ、彼女は逮捕されることになるのです。

恋人を失いたくなくて兄を撃ったのに、その恋人の証言で追い詰められる。妹に同情していたぶん、ここはきつかったです。

刑事コロンボ シーズン1「もう一つの鍵」の感想まとめ

いちばん胸に残ったのは、恋人が聞いた音の順番を、コロンボが妹に突きつける場面です。彼が証言を嫌がることまでわかったうえで話すので、聞いていて切なくなりました。

恋人は、兄からの手紙を受け取って屋敷に来ていました。そのとき耳にした銃声が、好きだった相手の殺人を明らかにしてしまいます。

彼には妹と駆け落ちする気持ちもあり、一家の財産にしがみつくつもりはありませんでした。兄が決めつけていたような、金目当ての男性ではなかったのです。

だから、最初の兄の態度には腹が立ちました。妹に向かって、本人を好きになる人などいないかのように扱うなんて、身内に言われたら苦しいです。

母親まで同じように娘を見下しているのも嫌でした。妹が家の中で小さくなっていたことを思うと、髪形や服装を変えたときには、少しほっとしたんです。

好きなものを自分で選べるのは、うれしいことですから。

ただ、結婚を勝手に発表した場面では、恋人の困り顔のほうが気になってしまいました。妹には、彼の話を最後まで聞いてほしかった!

昇進させれば喜んでくれるという話でもありません。二人の結婚を一人で進められたら、置き去りにされた気持ちになります。

コロンボが予備の鍵で現れる場面も忘れられません。妹がガラス戸に注意を向けているところへ、兄のときと同じように別の入口から来るので、落ち着かない気持ちになりました。

兄を殺したことは許されないし、恋人への接し方にもいら立ちました。それでも、最初に家族から傷つけられていた妹の姿が、最後まで頭から離れません。

財産を捨てても一緒になるつもりだった恋人の話を聞くと、妹には銃を取る前に、彼と話してほしかったです。

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