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クルミットです♪
今回の「刑事コロンボ」は、殺人を目撃した女性が、自分の見たものを信じられなくなっていくお話です。
相手は、戦争の英雄として知られるホリスター将軍。自分の犯行を見た女性に、この将軍は優しく近づいていきます。
周りには信じてもらえず、本人まで記憶を疑い始めるのがつらいところ。女性に肩入れしながら見ていると、将軍の親切にも落ち着きません。
博物館に飾られるコレクションが事件につながる結末まで、順にたどります。
それでは3話を一緒に見ていきましょう!
刑事コロンボ シーズン1「ホリスター将軍のコレクション」のあらすじ
海兵隊を退役したホリスター将軍は、戦争での活躍をたたえられている人物です。自宅には勲章や写真、愛用してきた武器などがあり、博物館へ寄贈する準備が進んでいます。
退役後には建設会社を設立し、裕福な暮らしを送っていました。ただ、そのお金には、軍の工事を利用した不正が絡んでいたのです。
将軍は、海兵隊から請け負う工事に、実際の費用より高い見積もりを出していました。それを承認していたのが、軍の調達を担当する大佐です。
調達とは、軍で必要な物資や工事などを手配する仕事のこと。二人は立場を利用し、工事費の差額を分け合っていたのでした。
ある朝、その大佐が将軍の家を訪ねてきます。海軍が調査を始めたと知り、すっかり慌てていました。
大佐が捜査側に協力すれば、将軍の不正も明るみに出てしまいます。将軍は、大佐が自分の車で来たことを確かめると、拳銃で撃ち殺してしまうのでした。
一緒に不正をしていた相手なのに、自分が危なくなったら撃ってしまうなんて。大佐が慌てて相談に来たことまで利用していて、嫌な気持ちになります。
ところが、その家には湾に面した大きな窓がありました。ちょうど母親とボートに乗っていた女性が、窓越しに銃撃を目撃します。
将軍は、自宅にいる大佐以外の人にも犯行を見られていたのです。女性は、自分が見たことを警察へ知らせます。
こんな大きな窓の前で撃つなんて! 女性の通報が、ちゃんと捜査につながってほしいところです。
しかし、女性の話はすぐには信じてもらえません。遺体が見つからず、殺人があったと裏付ける証拠もないためです。
一緒にボートに乗っていた母親も、娘の証言を疑っています。相手が立派な将軍だということも、娘の話を受け入れない理由になっている様子でした。
この母親は、普段から娘を傷つけるようなことを言う人です。女性は離婚を経験して自信を失っていますが、母親は元夫の浮気についてまで娘の対応を責めていました。
浮気を見過ごせなかった娘のほうが悪いという態度で、心細くなっている娘に寄り添ってくれません。
そこまで娘ばかり責めなくてもいいのに。殺人を見たという話くらい、まずはちゃんと聞いてあげてほしい!
捜査に来たコロンボも、最初から女性の証言を信じ切っていたわけではありません。証拠がないこともあり、思い違いの可能性を考えています。
将軍の家では、博物館へ送る大きな木箱が運び出されるところでした。コロンボが中を確認すると、入っていたのは古い銃や記念品です。
人を隠せそうな大きさの箱ですが、遺体は出てきません。将軍も落ち着いて応対し、その場では決定的なものが見つからずに終わります。
箱の中まで調べたのに、遺体はなし。女性が本当のことを話していると分かっているだけに、これはもどかしいですね。
実は、大佐の遺体は別の場所に隠されていました。コロンボが帰ったあと、将軍がボタンを押すと本棚が回転し、奥の隠し場所が現れます。
そこにあったのは、ビニールに包まれた大佐の遺体でした。将軍は大佐の車も、盗まれるように治安の悪い場所へ置き去りにします。
そして、目撃した女性の名前と住所を調べ、本人のもとを訪れます。将軍が選んだのは、女性に親しく接して心をつかむ方法でした。
女性が見たものには別の説明がつくとして、不安を和らげるように振る舞います。そのうえ、女性を恋愛の相手として扱い始めるのです。
自分を通報した人を口説きに行くなんて、ずいぶん勝手! 女性が戸惑うのも無理はありません。
女性にとって将軍は、世間から尊敬されている有名人です。そんな人が自分に好意を向けてくれることに、驚きと迷いを覚えます。
もともと自分に自信を持てずにいた女性は、将軍の優しさに少しずつ心を許していきました。殺人を見たという確信まで、揺らぎ始めます。
母親も将軍には好印象を抱いていて、娘が疑いを持ち続ける支えにはなってくれません。女性は、自分の見間違いだったと考えるようになっていくのです。
撃つところを見たのに、最後は自分のほうを疑ってしまうの? 優しくされてうれしい気持ちまで利用されるのが、つらかったです。
一方、将軍のこの行動が、コロンボの疑いを強めます。自分を殺人犯だと訴えた女性に、わざわざ近づいて交際を始めているからです。
家を調べたときには見つからなかった不自然さが、女性への接し方にありました。コロンボは、将軍が何かを隠そうとしていると考え、捜査を続けます。
ここで将軍の行動に引っかかってくれて良かった! 女性が自分の話を取り下げたら、そのまま終わりそうで心配でした。
捜査の途中には、将軍がコロンボをボートに乗せる場面もあります。荒い操縦に付き合わされ、コロンボはすっかり気分を悪くしてしまいます。
将軍は、女性に接するときとは違う形でも、自分のペースに相手を巻き込んでいました。
ボートで具合が悪くなるコロンボは、ちょっと気の毒。捜査に来て、こんな目にまで遭うなんて。
やがて大佐の遺体が発見されます。将軍がラジオでその知らせを聞く場面もあり、殺人は女性の証言だけの話ではなくなりました。
事件の解決につながるのは、将軍の愛用の拳銃です。将軍は、その拳銃をなくしたと説明していました。
博物館に展示されている同じ形の拳銃についても、本物ではなく展示用の複製だとしています。
将軍のコレクションには、朝鮮戦争で弾丸を受け止めた軍の手引書まであります。自分の命を救った品も含め、昔の出来事に結びつく物を残しているのです。
そんななか、コロンボは軍隊時代を懐かしむ料理人と出会います。その人が、戦争当時の記念品をどうしても捨てられないと話したことが、手掛かりになりました。
コロンボは、将軍も愛用の拳銃を手放せる人ではないと気づきます。なくしたという説明を疑い、博物館の展示品に目を向けるのでした。
あれだけ昔の品を大事にしている将軍ですからね。愛用の拳銃だけ手元にないという話が、ここで気になってきました。
そしてコロンボは、複製とされていた拳銃を回収し、警察の鑑定に回します。調べた結果、それが大佐を撃った凶器だと分かりました。
展示されていたのは、本物の拳銃だったのです。将軍は、自分を犯人だと証明する品を、記念品として残していました。
凶器を博物館に飾っていたなんて! なくしたことにしても、あの拳銃そのものは手放せなかったんですね。
真相が明らかになると、将軍は女性に謝罪します。自分の犯行を隠すために始めた関係でしたが、女性への気持ちまで、すべて嘘だったとは言い切れないように見えました。
それでも、女性が見たことを疑わせ、心まで動かしていた事実は残ります。事件が解決しても、女性には苦しい結末でした。
刑事コロンボ シーズン1「ホリスター将軍のコレクション」の感想まとめ
いちばん残ったのは、真相が分かったあと、将軍が女性に謝るところでした。謝るくらいなら、あんなふうに近づかないでほしかったです。
女性はもともと、自分に自信を持てずにいました。そこへ尊敬される人が現れて、自分に関心を持ち、優しくしてくれる。その時間がうれしかったことまで否定するのは、つらいですよね。
あの優しさを、どこまで信じてよかったの?
将軍が女性を好きになったようにも見えるだけに、すっきり割り切れません。でも、女性を困らせたのは将軍本人。最後に謝ったからといって、こちらまで優しい気持ちにはなれなかったです。
母親の態度にも、じわじわ腹が立ちました。娘の言葉は疑うのに、将軍にはすぐ好印象を持ってしまう。娘が何を見て、どれだけ不安になっているかを、もう少し気にしてほしかったなと思います。
コロンボも初めは女性を疑っていたので、そこは少し寂しかったところです。それでも、将軍の行動を見て考えを変え、調べ続けてくれたのは良かった!
そして、あの拳銃です。人を殺してまで隠そうとしたのに、愛用の品を処分することはできなかった将軍には、あきれてしまいました。
料理人の思い出話から、その手放せない気持ちに気づくコロンボも好きです。話を聞いた相手の気持ちが、別の場所で出会った人を知るきっかけになる。今回は、その流れを素直に面白く感じました。
展示品の拳銃をきちんと調べ、女性が見た光景は本当だったと確かめてくれたコロンボに、最後はほっとしました。
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