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クルミットです♪
殺人の予感を訴える少年から依頼を受け、フランクとルー(ルエラ)は母と継父が営む合宿施設へ向かう。予知の正体と継父の素顔まで、結末を含めて振り返る。
それでは8話を一緒に見ていきましょう!
※ここからは結末までのネタバレを含みます。
シェイクスピア&ハサウェイ 第8話「カメレオンの食事」のあらすじ
十八歳のヘミッシュ・キングリーが、フランクとルー(ルエラ)の探偵社を訪ねる。殺人が起きる予感があり、夢遊病で問題を起こすかもしれないという相談だった。舞台は母サンドラと継父レックスが営む合宿施設で、二人は週末の滞在客として潜り込む。ところがヘミッシュは、二人を新婚夫婦として予約していた。
施設には元恋人のリリー、親友のウゾマらも滞在している。リリーの母ポリー・ラトルは心理カウンセラーで、ヘミッシュとウゾマが通う学校で相談に乗っていたが、解雇されていた。ポリーは娘を連れ戻そうと施設に現れるものの、リリーは帰ろうとしない。施設は人里離れた場所にあり、携帯電話は浴室で脚立に乗らないと電波が入らないほどだった。
ルーがヘミッシュ宛てのお茶を飲み、キノコ入りで妖精と話すことになったのは笑える。ただ、彼の飲み物に細工があったのは気になる。
翌日、ポリーが遺体で見つかり、そばにヘミッシュが立っていた。本人は何も覚えておらず、マーロー警部に逮捕される。前夜には眠ったまま誰かの首を絞めようとした出来事もあり、夢遊病が彼に不利に働いた。
フランクとルーは無実を証明するため調べを進める。ルーはポリーの身辺を洗い、ウゾマとの交際と、彼がポリーの私的な写真をネットに投稿して関係が終わったことをつかむ。セバスチャンは学校へ潜入した。ポリーは秘密が表に出て失うものがなくなり、両親の意向に逆らってもヘミッシュを助けようとしていたという。
予知の正体が分かると、夢遊病も記憶の欠落もまとめて説明がつく。
やがて、ヘミッシュが四歳のとき実母が父に殺され、遺体を見つけていたことが判明する。殺人の予感は、その記憶の断片だった。父は出所後に身元を偽り、サンドラの夫として息子に近づいていた。それがレックスで、本名はクロード・フィッツロイだった。ポリーを殺したのも、正体が知られるのを防ぐためだった。レックスは警察に逮捕される。
サンドラは過去を蒸し返すポリーを責めていたが、真相を知るとヘミッシュが専門的な治療を受けられるよう手を尽くす。最後には、フランクの描いた棒人間の絵を額に入れて、二人への礼として贈った。
シェイクスピア&ハサウェイ 第8話「カメレオンの食事」の感想まとめ
今回いちばん感心したのは、「予知」の置き方です。殺人の予感という依頼は超常めいていますが、幼い日に母の遺体を見た記憶の断片だと分かると、夢遊病、記憶の欠落、首を絞めかけた件が一本につながります。ヘミッシュを疑わせる材料が、そのまま過去の傷の手掛かりになっていました。
容疑者の並べ方も手際がいいです。ウゾマには写真の件があり、ポリーにも解雇と秘密があって、ヘミッシュ以外にも事情を抱えた人物が揃います。そこへ継父レックスの偽の身元が重なります。サンドラとレックスが正式な結婚式を挙げていなかった点は、彼女が夫の過去を知らなかったこととつながっていて、あとから効いてきます。
フランクとルーの掛け合いは、軽さを担っています。新婚夫婦という設定を押しつけられた潜入、キノコ入りのお茶で調子を崩すルー、棒人間しか描けないフランクと、笑いどころは二人に集まっています。事件の背景が重いぶん、締めに棒人間の絵の贈り物を置いたのは救いでした。
名前遊びも楽しいです。題名はハムレットの台詞から取られ、母の名ガートルード、「王」を意味するレックスという名など、元の戯曲を思わせる要素が散りばめられています。気づくと、継父が実の父だったという展開の輪郭がいっそう際立ちます。
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