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クルミットです♪
シーズン6の幕開けは、森の川を流れるいかだの遺体から始まります。被害者は手かざしで人を癒やしていた隠遁者。胸の入れ墨が、アレクサンドラの捜査の入口になります。
それでは15話を一緒に見ていきましょう!
※この回は犯人や結末には触れず、事件の発端と見どころをまとめています。
マダム・エール 第15話「聖なる火」のあらすじ
ランドの森を流れる川で、いかだに縛りつけられた男性の遺体が見つかる。遺体はいかだごと川を漂い、見つけたのは開発業者だった。男性は首を絞められて殺されており、ガブリエル・ルロワという人物だと伝えられる。
法医学研究所で遺体を調べたアレクサンドラは、胸に彫られた入れ墨に注意を向ける。火事の守護聖人とされる聖アガタの図柄だった。彼女はほどなく、ガブリエルが患部に手をかざして炎症を和らげるとされる治療師だったと理解する。
胸の入れ墨という小さな一点から、被害者の生き方まで見当をつけていく。この回の捜査の入口として、とても分かりやすい手掛かりだと思う。
ガブリエルは2年前に家族の前から姿を消し、以来、森の小屋で一人きりで暮らしていた。がん患者らの手当てをして過ごし、病を治すことへの強い思いを抱えた隠遁生活だったという。
事件の約1週間前、ガブリエルは父親と再会している。その際、自分の死が近いことをほのめかしていたと伝えられる。死を予感するような言葉と、いかだに縛られた最期とが、どう結びつくのかはまだ見えない。
死を予感する言葉を口にしていた人物が、絞殺されて川に流された。この組み合わせがまず強く引っかかる。
関係者に話を聞いたアレクサンドラは、ガブリエルが失踪するきっかけとなった2年前の出来事が、事件解決の鍵だとにらむ。小屋で孤独に暮らした男につながる人々が、容疑者として次々に浮かび上がってくる。
家族の前から去った理由、森で続けた手当て、父親に残した言葉。バラバラの断片が、一人の隠遁者の輪郭を少しずつ形作っていく。2年前に何があったのかが、謎の中心に残されたまま話は進む。
マダム・エール 第15話「聖なる火」の感想まとめ
入れ墨に目を留める流れが、この回の入口として効いています。聖アガタという火事に縁のある図柄から、手かざしで炎症を和らげる治療師という素性へ。遺体を調べる人の視線が、そのまま被害者の暮らしに届く形ですね。
いかだに縛りつけられた遺体という見立ても気になります。ただ川に流しただけとは違う印象で、この形に意味があるのかどうかは、今のところ手掛かりが少なく断定できません。謎の仕掛けとして頭の隅に置いておきたいところです。
もうひとつ印象に残るのが、父親との再会です。1週間ほど前に自分の死が近いとほのめかした人が、絞殺されて見つかる。本人の予感と実際の死の間にずれがあるのか、重なるのか、この点が人物関係の読みどころだと思います。
アレクサンドラは、遺体の所見だけで話を終わらせず、2年前の出来事へ踏み込んで関係者を当たっていきます。がん患者の手当てを続けた男と、家族の側とでは、同じ2年間の見え方がかなり違っていても不思議はありません。そのずれを探る捜査の仕方が楽しみです。
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