ご訪問くださりありがとうございます!
クルミットです♪
「ベニスの商人」の試演中、登場するはずの俳優が舞台に現れません。シーズン3第2話「シェークスピア殺人事件」は、舞台裏の殺人から大学の不正へ進む事件です。同時に、ルイスが長年抱えてきた妻の死にも、一つの答えが見つかります。
それでは10話を一緒に見ていきましょう!
※ここからは結末までのネタバレを含みます。
ルイス警部 第10話 シーズン3第2話「シェークスピア殺人事件」のあらすじ
オックスフォードの学生たちが「ベニスの商人」を上演する。ところが試演中、シャイロック役の俳優が出番になっても現れない。俳優は舞台裏で、劇に使うナイフによって刺し殺されていた。客席には、役を逃したジョー、演劇学部長のグレグソン教授、考古学のオルダーソン教授、大学を中退した作家フィルらがいた。
被害者は才能を認められる一方、人付き合いでは多くの反感を買っていた。金を借りたり、女性に近づいたりして、周囲に問題を残している。演出を担う女性とも一時関係があり、ジョーは彼の死後にシャイロック役を引き継ぐ。捜査を始めたルイスとハサウェイの前に、複数の疑わしい関係が浮かんだ。
演出担当者は大きな舞台へ進む機会を望み、公演の続行にこだわる。グレグソン教授は演劇を学ぶ若者たちを指導し、自宅にも俳優たちを住まわせていた。フィルはその演出担当者の元恋人であり、殺された俳優とは、盗まれたノートパソコンをめぐって争っていた。
さらに、事件を取材する新聞記者アマンダが絞殺される。彼女もまた、隠されていた事実を知り、それを記事にしようとしていた。二人の殺人に添えられたシェークスピアの文章は、ジョーが出演した芝居と結び付く。しかし、このつながりはジョーに疑いを向けるためのものだった。
芝居の言葉が残されていると、そこに特別な意味を探したくなります。けれども、言葉を置いた人が誰を疑わせたいのかという問いも必要でした。
ハサウェイは、演出担当者の博士論文の結びと、フィルが新聞に書いた文章が一致することに気付く。論文を書いたのは本人ではなくフィルだった。グレグソン教授はその不正を知りながら、博士号を認めていたのである。教授は秘密を隠すため、フィルに金も払っていた。
最初の被害者は盗んだパソコンから論文の盗用と金のやり取りを知り、教授にさらに金を要求した。グレグソン教授は自分の立場を守るために彼を殺害し、秘密を突き止めたアマンダも口封じした。舞台での配役や恋愛のもつれの奥には、他人の文章を利用して得た学位と、それを認めた教授の責任が隠れていた。
この捜査と並行して、別の出来事も進んでいた。観客の一人だった男が、きょうだいの女性と組み、ホテルで荷物を盗まれたように装う詐欺を働いていたのだ。二人は劇の関係者とはつながりがない。しかし女性の何気ない発言から、ハサウェイは男と、ルイスの妻が亡くなったひき逃げとの関係を突き止める。
ルイスは妻の誕生日に墓へ花を供えていた。長く解けないままだった事故の答えが、ホテルの小さな詐欺事件を調べる過程で見つかったのである。ルイスとハサウェイは男の裁判に出席し、男は妻を死なせた罪を認める。劇場での殺人を解く回であるとともに、ルイス個人の長年の問いにも決着がつく回となった。
答えが出ても、妻が戻るわけではありません。それでも、何が起きたのか分からないまま抱え続けた時間に、ようやく区切りが付いたことは大きいと思います。
ルイス警部 第10話 シーズン3第2話「シェークスピア殺人事件」の感想まとめ
今回いちばん印象に残るのは、ルイスが担当する殺人事件と、妻を亡くした過去が別々の筋から進んでくるところです。舞台に集まった人間関係を調べていたはずが、観客の一人に関する小さな捜査から、彼自身が求めていた答えが出る。この交わり方に引き込まれました。
劇場の事件では、グレグソン教授が若者を指導する立場だったことが苦く残ります。学位を認める側が不正を知っていて、それを隠すために殺人まで重ねた。学生の将来を評価する権限を持つ人が、自分の評価を守ることに捕らわれてしまったのだと感じます。
フィルの盗まれたパソコンも、単なる喧嘩の原因で終わりませんでした。誰が誰を嫌っていたかを追う段階から、そこに何が保存されていたのかを考える段階へ移ることで、事件が具体的になる。新聞の文章と論文の一致を見抜くハサウェイの仕事にも納得できます。
シェークスピアの引用には、知識が豊富な犯人の趣向という印象を持ちやすいです。でも、ジョーの出演作を利用して疑いを向ける仕掛けだと分かると、見え方が変わります。作品の意味を考えるだけではなく、その言葉が誰に結び付けられているかを確かめる必要がありました。
そして、妻の死につながる手掛かりを見つけたのがハサウェイだったことも、この二人らしく思えます。ルイスの大事な問題を、相棒が捜査の積み重ねで解きほぐしていく。妻を失った悲しみのすべてが解決したとは言えませんが、二人がともに裁判に出る結末には、事件を追ってきた時間の重みがありました。
🔍 Google検索でこのブログを見つけやすくする
いつも読んでくださってありがとうございます。Googleの「優先ソース」にこのブログを登録しておくと、続きの話を検索したとき、私の記事が見つけやすい場所に出てくるようになります。毎日ドラマを追いかけている方にはけっこう便利なので、よかったら使ってみてください。
※Google公式の機能で、登録後もこのページに戻ってきます。いつでも解除できます。 ボタンが表示されない場合はこちらから登録できます。
コメント