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クルミットです♪
フランボウがイタリアで死んだという記事が新聞に載ります。神父のもとには、それより前に彼から手紙と鍵が届いていました。別の場所では貴重な王冠の展示が始まろうとしている。二つの知らせを結ぶ計画に、神父はいつの間にか巻き込まれていました。
それでは70話を一緒に見ていきましょう!
※ここからは結末までのネタバレを含みます。
ブラウン神父 シーズン6最終回(第70話) シーズン6第10話のあらすじ
神父たちはグロスターで展示される鉄王冠を見に行くことを考えていた。キリストの十字架の釘が使われたと伝わる品で、フランボウが関心を持ちそうな宝である。彼の訃報を読んだ神父は、手元の鍵と王冠に関係があるのではないかと気にかける。
そこへリサンドラという女性が現れ、フランボウの妻だと名乗る。夫が神父へ預けた鍵を求め、遺言の入った金庫に必要だと説明した。神父はすぐには信用しないが、教会を留守にしている間に部屋が荒らされ、肝心の鍵が持ち去られてしまう。
グロスターへ向かう列車で、神父はフランボウ本人と会う。死は偽装だった。手紙にも生存を示す手掛かりが隠されていたのだ。フランボウはリサンドラとの結婚も利用し、王冠を盗む準備を進めていた。神父は人を道具のように扱う計画を非難する。
無事に会えたことはうれしくても、安心して喜ぶだけでは済みません。生きている証拠まで謎にして送るところに、神父を巻き込む彼の癖が出ています。
列車では神父もフランボウも眠らされ、リサンドラが動いていたことが分かる。目覚めた神父は王冠の保管先へ向かい、主教に盗難の危険を知らせる。だが、騎士に変装したフランボウやリサンドラは、神父の行動まで計画に利用していた。
夫婦が対立しているように見せることも、リサンドラが捕まることも仕掛けの一部だった。神父に届いた鍵は、彼を王冠へ向かわせるための餌だったのである。二人は協力して必要な物を手に入れるが、最後にはフランボウが妻を裏切り、王冠を持ち去る。
リサンドラは村へ戻った神父を訪ね、フランボウを捜すよう要求する。断られると神父へ毒を使い、王冠を取り戻せば解毒剤を渡すと迫った。神父は新聞に暗号めいた広告を出し、フランボウからの連絡を待つ。
フランボウから電話は来るものの、王冠を返すとは言わない。神父の体に毒が回る中、リサンドラは怪盗が現れるのを待っていた。やがて彼女は逮捕され、解毒剤は渡さないと言い放つ。だが神父は、電話の中の不自然な話が治療へつながる手掛かりだと気づいていた。
神父は一命を取り留める。医師の姿で病院へ来たフランボウは、今度はリサンドラの父親に命を狙われていた。傷を示し、神父に自分の葬儀を頼む。神父は条件を出したうえで引き受け、フランボウを弔う式を行った。
その葬儀も、追手から逃れるための偽装だった。王冠は返され、フランボウは生きて神父と言葉を交わす。神父自身もケンブルフォードにとどまれることになる。二人はひとまず貸し借りを清算するが、怪盗が次に何を選ぶのかは、まだ本人に委ねられていた。
神父を危険に巻き込んだのも、助かる手掛かりを残したのもフランボウ。恩人という一言でも、悪党という一言でも片づかない関係が残ります。
ブラウン神父 シーズン6最終回(第70話) シーズン6第10話の感想まとめ
今回の鍵は、開けるべき金庫よりも、神父を動かす役目を持っていました。頼まれた人を助けようとすればするほど、その善意が計画の部品になってしまう。フランボウが神父の性格をよく知っていることは親しさにも見えますが、その理解を利用するのはずるいですね。
リサンドラは夫にだまされるだけの人物ではありません。自分も王冠を得るために動き、思いどおりにならなければ神父の命を取引に使う。夫婦が協力しているのか本当に争っているのかが揺れるので、神父が誰を信用すればよいか難しい事件でした。王冠が欲しいという二人の事情と、他人を傷つけてよいかは別の問題です。
神父がフランボウを待つ場面には、信じることの危うさもありました。誰かに良心が残っていると思っても、その人が期待どおり行動する保証はありません。しかもリサンドラの計画まで、フランボウが神父を見捨てないという期待に頼っている。二人が同じ人物を待ちながら、求めているものは違うところがおもしろかったです。
最後の偽装葬儀は、最初の訃報と対になっていました。一度目は神父を欺く計画へ誘い、二度目は神父の条件に応じて王冠を返す区切りになる。ただし、それでフランボウがもう盗まない人になったとは言えません。命を助け合った関係を残したまま、次の選択を本人に返す終わり方が、この二人らしいと思いました。
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