ブラウン神父 第113話 あらすじ シーズン11第3話 疎開先の老医師と、草地に隠されていた戦時中の秘密

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少女時代の疎開先だった老医師の名で、ブレンダに一通の手紙が届く。神父たちと訪ねた村では、宅地開発をめぐる対立と殺人事件が起き、戦時中に埋もれた記憶が掘り起こされていく。シーズン11第3話のあらすじと感想です。

それでは113話を一緒に見ていきましょう!

※ここからは結末までのネタバレを含みます。

BS12で10月15日からシーズン2をリピート放送中です!(木・金曜よる9時)

ブラウン神父 第113話 シーズン11第3話のあらすじ

1944年、ブレンダは疎開先として老医師の家に預けられたが、ある日突然、児童養護施設へ送られた。その医師から手紙が届く。気の進まないブレンダに、ブラウン神父は理由を知る最後の機会かもしれないと声をかけ、ディヴァイン夫人と三人で医師を訪ねることになる。

荒れた家で隠者のように暮らす医師は、手紙を書いた覚えはないと言い、ブレンダの顔も分からない。実際の差出人は隣人の女性だった。再会が医師の張り合いになればと考えたのだという。住宅地では、地主の貴族が雇った開発業者が住民向けの平屋を建てる計画を進めていたが、医師は自宅の買い取りを断り続けている。

業者は集会を開き、隣接する野の花の草地へ建設地を移すと告げる。その場でブレンダは、疎開仲間だった女性と再会した。今は自然誌の挿絵を手がける彼女は、業者に水を浴びせて抗議する。隣人の女性は、草地が失われるのは医師の頑固さのせいだと嘆いた。

手紙の差出人が本人ではなかったという出だしが効いています。隣人の小さなお節介が、ブレンダが避けてきた再会を引き寄せる形になっているんですね。

ブレンダが再び訪ねると、医師は拡大鏡を手にして、ようやく彼女だと気づく。ブレンダは家に広がるかびが体調不良の原因だと見抜くが、再会のさなかに窓へレンガが投げ込まれた。問い詰められた地主は関与を否定し、業者は笑うだけだった。

草地に戻った神父たちは、飼い犬を探す地主と出会う。犬が嗅ぎつけた場所に埋められていたのは、業者の遺体だった。サリバンとグッドフェローが捜査に当たるなか、神父は墓穴がもっと背の高い人物に合わせて掘られていると指摘する。さらに、芸能人の慈善団体にちなむ金のネズミの飾りも見つけた。

ブレンダは医師に、自分を施設へ送った理由を尋ねる。年老いていくうえに戦争の終わりが見えなかった、というのが医師の答えだった。納得できずに彼女が出ていった庭で、神父は通りへ続く泥の足跡に気づく。まもなく疎開仲間の女性が警察に連行された。

遺体に残っていた繊維が、疎開仲間の女性のセーターと結びつけられたのだ。彼女は、謝りに行って揉み合いになり、枝で殴ったことまでは認めた。しかし殺害は否定している。

水を浴びせた件もあって疑いが向くのは自然です。ただ、殴ったことは認めても殺してはいないという線引きがあるため、事件はすっきり片付きません。

隣人の女性は、第一次大戦で撃墜され遺体も戻らなかった夫を悼み、草地に無数の花を植えて慰霊の場にしていた。地主は、業者に酒を飲まされて土地を譲る書類に署名させられたと認め、すでに別の業者を雇っていた。

足跡について医師は、門まで出たところで気持ちがくじけたのだと話す。医師が人を避けて暮らすようになったのも、ブレンダを手放したのも、孤立と、森にドイツ兵の飛行士がいるといううわさのためだった。疎開仲間の女性は子どもの頃、負傷した飛行士を森で見かけ、3週間後には誰かの木小屋に閉じ込められた彼を見ていた。

その足の傷を手術したのは医師だった。ただし医師も疎開仲間の女性も、小屋の持ち主は覚えていないと言う。神父は話の途中で席を立ち、隣人の女性の小屋で彼女の帰りを待った。

疎開仲間の女性が飛行士を逃がした後、彼は帰国の資金を求めて隣人の女性の家に押し入った。彼女は身を守るために飛行士を殺し、遺体は草地に隠された。開発さえなければ、見つからないままのはずだった。神父は彼女に自首するよう説得する。

一方、ブレンダは医師を説き伏せ、地主が新たに進める改修計画を受け入れさせる。医師はその返事を、自ら家の外へ出て伝えたのだった。

ブラウン神父 第113話 シーズン11第3話の感想まとめ

今回いちばん良かったのは、事件と並行してブレンダが自分の過去と向き合う話になっていたことです。理由も知らされずに施設へ送られた側だった彼女が、今度は医師の家のかびを見抜き、外へ出る後押しまでする。立場が入れ替わる流れがきれいでした。

医師がブレンダを手放した理由が、一度目と二度目で厚みを増していくのも良かったです。年老いて戦争の終わりが見えなかったという最初の答えだけなら、ブレンダが怒るのも無理はありません。そこに孤立と森の飛行士のうわさが重なって、ようやく当時の彼の怖さが見えてきます。

手掛かりでは、泥の足跡の扱いが好きです。不審な行動に見えた跡が、実は門より先へ出られなかった跡だと分かる。そのうえで最後に医師が自分で外へ出て返事を伝えるので、あの足跡が結末への布石のようにも感じられました。

真相の側では、手紙を出した隣人の女性が、飛行機で夫を失った人として草地に花を植えていた点が重いですね。同じ草地に、身を守るために手にかけた飛行士の遺体が隠されていた。慰霊の場と隠し場所が重なっていたことで、開発への反発に別の意味が加わります。

疎開仲間の女性が殴ったことは認めつつ殺害は否定する場面や、墓穴の大きさ、金のネズミの飾りといった材料が並び、疑いの向き先が揺れるのも楽しめました。ばらばらだった戦時中の記憶が、少しずつ一つの小屋に集まっていく運びが今回の見どころだと思います。

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