ブラウン神父 第79話 あらすじ シーズン7第9話 ヒバリ荘の絞殺事件と双眼鏡の痕

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歩こう会の一泊旅行で泊まったユースホステルで、近隣の地主が絞殺される。疑いは旅の参加者に向かうが、15年前の醜聞と首に残った小さな痕から、別の真相が見えてくる回だ。

それでは79話を一緒に見ていきましょう!

※ここからは結末までのネタバレを含みます。

BS12で10月15日からシーズン2をリピート放送中です!(木・金曜よる9時)

ブラウン神父 第79話 シーズン7第9話のあらすじ

ケンブルフォード歩こう会の一泊旅行に、ブラウン神父、マッカーシー夫人、バンティが参加する。地域活動への参加を求められたマロリー警部補とグッドフェローも同行した。マッカーシー夫人は、会長のキャシーが便利屋の青年ランドルと親しすぎると噂する。

キャシーの選んだ近道でホリングワース卿の敷地を抜けると、卿が一行に岩塩弾を撃ち、ランドルがかすり傷を負う。卿の娘ヘティはバンティの寄宿学校時代の同級生で、公爵と婚約中だった。宿はキャシーの旧友ケンダル夫人が営むユースホステル、ヒバリ荘だ。

ユースホステルの大部屋で、九時には施錠。お嬢様のバンティが眠れるはずもない状況が楽しいです。この窮屈さから窓を抜け出す夜遊びが、事件当夜の証言に直結していくのもうまい作りでした。

その夜、バンティはヘティに誘われ、窓から町のパーティーへ抜け出す。一方、ヒバリ荘ではホリングワース卿の遺体が見つかった。首を絞められたうえ、後頭部と顔にも傷があった。卿はかつてこの宿の後援者だったという。

パーティーから戻ったヘティは聴取で、夕方の電話のあと様子のおかしかった父を追って宿に入り、キャシーとランドルとの口論を聞いたと話す。バンティにはこの話をしていなかったため、バンティが彼女を見張ることになる。

隠すように停めてあった卿の車からは、ランドルが卿に突きつけた地図が見つかる。印はヒバリ荘、女学校、修道院の三か所。卿はこの三つの後援を、約15年前に一斉にやめていた。

バンティは、ヘティが探していた手紙を先に見つける。秘密を暴くという内容で、署名はドラ・スミス。書かれた番号に電話したところでヘティに銃を向けられるが、逆に彼女を縛り上げ、手紙とともに神父のもとへ連れていく。

ヘティは、母の生前に修道院の少女が父を告発し、口止め料で収めた件があったと明かす。屋敷の維持費がかさみ、公爵との婚約もそのためだった。ドラ・スミスは修道院付属の学校に勤めていた人物だという。

一方、警察から逃げたランドルは野鳥観察小屋で捕まり、殺人容疑で逮捕される。卿を殴ったことは認めたが殺してはいないと訴え、それでも殺人罪で起訴されることになった。

問いただされたキャシーは、ランドルが自分の息子だと認める。15歳の時に卿に襲われて産んだ子だった。敷地を通ったのは警告で、宿から卿に電話し、払わなければ警察に訴えると迫っていた。現れた卿との口論で、ランドルは母をかばって卿を殴ったのだった。

冒頭の近道騒ぎが、怒りを込めた警告だったと分かる場面です。わざわざ私有地を通った理由がずっと引っかかっていたので、ここで一気に腑に落ちました。

それでもドラ・スミスが恐喝を認めたことで、キャシーも殺人容疑で逮捕される。一方、真犯人を示す手がかりは首の痕だった。それは双眼鏡のピント調整ホイールの痕で、双眼鏡はノーマンの物。ケンダル夫人は施錠を忘れたのではなく、卿に鍵を渡していた。

自分が破滅すればお前も同じだと卿に言われていたケンダル夫人は、ノーマンの双眼鏡で卿を殴り、紐で首を絞めていた。キャシーとほかの少女たちのためだったと語り、無実のキャシーを絞首刑にさせないため自首を決める。

後日、ヘティは婚約をやめ、屋敷の売却益でキャシーたち被害女性を支援する。釈放されたキャシーとランドルを招き、親類なのだから名前で呼んでほしいと声をかけた。

ブラウン神父 第79話 シーズン7第9話の感想まとめ

今回いちばん感心したのは、凶器が双眼鏡だったことです。野鳥観察の旅という設定が、そのまま首に残った痕の謎に結びつきます。持ち主のノーマンに疑いが向きかねない状況から、その双眼鏡を枕元に戻した人物へたどり着く筋道がきれいでした。

ランドルの扱いも印象的でした。前科と短気さから、警察は早々に彼を犯人と決めつけます。でも実際には、殴ったことと首を絞めたことの間に、もう一人の人物が入り込む余地がありました。殴ったという告白だけで犯行のすべてを結びつける危うさが、はっきり見える構成です。

ケンダル夫人は、キャシーやほかの少女たちのために手を下したと語ります。一方で、卿に鍵を渡していたのも彼女でした。被害者を思う気持ちと、加担してしまった後ろめたさが同じ行動に流れ込んでいるように見えて、犯人を責めきれない後味が残りました。

そしてヘティ。マッカーシー夫人が疑ったとおり計算高いお嬢様に見えたのに、最後は婚約をやめて屋敷を手放し、被害女性の支援に回ります。父をかばっていた娘が、キャシーとランドルを親類として迎える切り替えの早さには驚きますが、銃を向け合っても友達でいられるバンティの同級生らしい図太さとも言えそうです。

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