ブラウン神父 第50話 あらすじ シーズン5第5話 消えた手と「赤い鳥」 小説に隠された真犯人の名前

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元受刑者を支える慈善家の屋敷を舞台に、官能小説家の殺害と切り取られた手の行方を追うシーズン5第5話。ブラウン神父とバンティが頼りにする手掛かりは、被害者自身が書いた小説の中に隠されていた。

それでは50話を一緒に見ていきましょう!

※ここからは結末までのネタバレを含みます。

BS12で10月15日からシーズン2をリピート放送中です!(木・金曜よる9時)

ブラウン神父 第50話 シーズン5第5話のあらすじ

ケンブルフォードに、官能小説『ルールー&ルチア』の作家ルチアが越してきた。金に困っている彼女は少し前に何者かに襲われて片目を失明しており、次の作品で恋人ルールーのモデルを明かすと語っていた。

ブラウン神父は、新聞に挙がった20人の候補から、出所した女性を屋敷に受け入れている慈善家レディ・アーシュラを割り出す。実際、ルチアは彼女を訪ねていた。屋敷を売って利益の半分をよこさなければ、モデルは彼女だと公表すると迫っていたのだ。

ルチアは帰りにレディ・アーシュラの息子ジェイムスに車で送らせ、自宅で彼を誘惑したうえ容赦なく罵倒する。その後、マロリー警部補と電話している最中に悲鳴が上がり、彼女は斧で殺害された。遺体からは片手が持ち去られていた。

現場で手の件を知ったバンティと神父は、小説ではルチアの手首にルールーの正体が刻まれていたことから、本人にも同じ刺青があったのではと考える。二人は慈善事業への関心を口実に屋敷を訪ねた。

屋敷では、修道会を追い出された元修道士ノバクがバンティに小動物入りのシチューを振る舞い、元受刑者のスカーレットとミルドレッドも顔を見せる。ルチアの死を知らされたレディ・アーシュラは、彼女と親しかったことを強く否定した。

腹を下したバンティが休もうとした部屋で、毛布の下からミルドレッドの遺体が見つかる。聴取では、元受刑者の二人がルチアを脅しに向かったものの門まで来たところで引き返したと説明される。さらにノバクまで、懇願しに行ったと言い出した。

続いて、バンティが入ったレディ・アーシュラ専用の浴室で流した水が赤く染まり、グッドフェローがトイレのタンクからルチアの手を取り出す。マロリー警部補が彼女を逮捕しかけると、ノバクが自分の犯行だと名乗り出て、代わりに逮捕された。

レディ・アーシュラが疑われた途端に名乗り出るノバクの告白は、どう聞いても誰かをかばう形です。手をなぜ燃やさなかったのかと神父に問われ、時間がなかったとしか答えないところも、その印象を強めます。

神父たちは小説を手分けして読み、ルチアに辱められ続けて宮殿に火を放つ枢機卿に注目する。その名前はドイツ語で鳥を意味し、枢機卿の色は赤だ。男娼という設定から女性がモデルの可能性も浮かび、神父は「赤い鳥」にたどり着く。

三人で官能小説を朗読し合う場面は、事件の重さとの落差がかなり大きいです。途中で外の空気を吸いたいと切り上げるマッカーシー夫人の反応が、いちばん正直でした。

スカーレットは、ルチアに「小さな赤い鳥」と呼ばれていた女性だった。三人が死んだ火事について、彼女の言い分では、火を出したのは酔ったルチアで、罪を着せられた自分が十年服役した。ルチアに偽のアリバイを与えたのはレディ・アーシュラで、警察に行こうとしたミルドレッドも口を封じられていた。

スカーレットはレディ・アーシュラに死に方を選べと迫る。しかし神父は退かずに、ルチアにゆがめられる前の自分を思い出すよう語りかけ、スカーレットは泣き出した。

その後、レディ・アーシュラは人を傷つけて喜んでいた過去を神父に打ち明け、警察への告白を託す。神父が気づいたとき、彼女は毒を口にしていた。釈放されるノバクは、待っていたジェイムスに、修道会を去ったのは息子をもうけたためだと明かす。戦死したと聞かされていた父は、ずっとそばにいた彼だった。

ブラウン神父 第50話 シーズン5第5話の感想まとめ

今回いちばん面白かったのは、手掛かりがほぼすべてルチアの小説の中にあった点です。ルールーは称号と名前と地名の頭文字の並びで、枢機卿は鳥と赤の言葉遊びでした。ノバクの鳥でいったん納得させてから、色で別の人物へ裏返す運びが気持ちよかったです。

切り取られた手も、刺青を隠すためだと思わせておいて、実際にはレディ・アーシュラの浴室から見つかります。処分せずに残したのは誰かに疑いを向けるためだと考えると、神父が「なぜ燃やさなかったのか」にこだわったのは、まさに急所を突いていました。

スカーレットの動機には同情します。十年を奪われたうえ、偽証した側は慈善家として暮らしていたわけですから。ただ、獄中で支え合ったミルドレッドまで手にかけた点を神父は見逃さず、知った者を次々消すのかと問いかけます。責めるだけで終わらせず、昔の自分へ呼び戻す説得になっていたのが印象に残りました。

結末はかなり苦いです。レディ・アーシュラの慈善は償いのつもりでしたが、彼女自身は自分を許せずに毒を選びます。そして、母を恥じて父がいればと嘆いたジェイムスは、ずっと近くにいた元修道士こそが父だと知ります。望んだ答えがこういう形で届く皮肉が、今回いちばん心に残りました。

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