ブラウン神父 第31話 あらすじ シーズン3第11話 偽のタイムマシンが暴いた陸上姉妹の毒の秘密

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シーズン3第11話は、タイムマシンを作ったと言い張る青年と、1年前に毒で亡くなった父の謎をめぐる話です。密室の実験室、競馬の的中、陸上姉妹の秘密がどうつながるのか、あらすじと感想をまとめます。

それでは31話を一緒に見ていきましょう!

※ここからは結末までのネタバレを含みます。

BS12で10月15日からシーズン2をリピート放送中です!(木・金曜よる9時)

ブラウン神父 第31話 シーズン3第11話のあらすじ

夜中、屋敷の実験室で騒ぎが起き、量子物理学を学ぶ若者ジェイコブがタイムマシンの完成を宣言する。ジェイコブは、1年前に自殺とされた父フレデリックが家族の誰かに殺されたと信じている。心配したフェリシアが、ブラウン神父を屋敷へ連れていく。

フレデリックは、内側から施錠された最上階の実験室でストリキニーネの小瓶のそばで死んでいた。屋敷には叔父アーノルドと妻ジョージナ、陸上のメダリストである娘のサラとアンジェリカが暮らしている。正午の実演で、ジェイコブは未来へ行ってきたと称し、ラジオ中継の競馬で上位3頭を言い当てる。

運転手のシドが賭けた馬が、中継の最中に転倒してレースから脱落してしまいます。気の毒なのに、ちょっと笑ってしまいました。的中の緊張感の中に、こういう軽い一コマが挟まるのは好きです。

ジェイコブは、充電が済む午後1時に1年前へ戻り、犯行を見届けると宣言する。屋敷は父と叔父が半分ずつ相続しており、売却を拒んでいたのが父だったという。さらに神父には、父の死の数時間前に実験室で叔父と父が口論していたと打ち明ける。

ところが、再びマシンが動き出した実験室で、ジェイコブが死んでしまう。神父はジョージナからある告白を受ける。フレデリックと4年間関係を持ち、別れを告げた1週間後に彼が亡くなったというのだ。神父はサリバン警部補に、フレデリックの毒はパイプに仕込まれていたのではないかと持ちかける。

神父はマッカーシー夫人と屋敷へ戻る。記者を招いた姉妹の披露走のあと、サラが倒れた。夫人は、アンジェリカが姉の水筒に粉を入れるのを見たと証言する。アンジェリカは下剤を入れただけだと神父に話すが、殺人容疑で逮捕される。

姉を負けさせようとした下剤が、本物の毒と重なってしまうのは皮肉です。マッカーシー夫人の目撃は誤解を生みつつ、真相の糸口にもなっているのが面白いところです。

神父は、サラだけが助かった点に注目する。毒は量しだいという見方が浮かび、サラの練習記録と題された書類には、ミリグラム単位の微量な数値が並んでいた。神父は家族の前でマシンを動かし、過去を見てきたと称する。そして、フレデリックはパイプ、ジェイコブは冷却ファンに仕込まれた毒で殺されたと語る。

あの口論の中身は屋敷の売却ではなく、サラがストリキニーネを能力向上に使っていたことだった。アーノルドは五輪の後にそれを知ったと認める。フレデリックはサラが実験室から毒を盗むのを見つけており、五輪の委員会に知らせればサラは銀メダルを失うところだった。神父が犯人の名を封筒に書いたと告げると、サラが慌ててマシンを動かそうとする。

ジェイコブのマシンは、録音した中継、7分進めた時計、電気とドライアイスによる見せかけだった。犯人をあぶり出すための芝居が効きすぎて、彼自身が口封じされたのだ。逃げたサラは、二人を殺して自殺に見せかけたと認め、自らも命を絶とうとする。

娘たちは、父は勝者しか愛さないと感じていた。それが分かったアーノルドは泣き崩れ、二人を愛していると謝る。後日、神父は警部補に、父と娘のどちらが犯人かまでは確信がなかったと明かした。ただ、マシンを信じた犯人なら最後の機会に飛びつくと読んでいたという。

ブラウン神父 第31話 シーズン3第11話の感想まとめ

今回いちばんうまいと思ったのは、偽物のタイムマシンという仕掛けが二度使われている点です。最初はジェイコブが犯人をあぶり出すために使い、その結果命を落としてしまう。同じ道具を神父が引き継ぎ、今度は犯人の焦りを引き出す。亡くなったジェイコブの計画が、最後に完成した形になっています。

手掛かりの運びも気持ちいいです。サラだけが倒れても助かったという一点から、毒の量、練習記録の数値、能力向上のための使用へとつながっていきます。そこにアンジェリカの下剤という別の小さな悪意が混ざり、捜査が一度は誤った方向へ進む。ひっかけとしてよくできていました。

競馬の的中は、録音と時計の小細工でした。それでも家中の時計を7分ずらすというのは、相当な執念ですよね。父の死を警察にも家族にも取り合ってもらえなかったからこそ、ここまでの舞台を用意したのかと思うと、やるせない気持ちになります。

結末は、犯人当てであると同時に、勝つことを求められた姉妹と、愛情をうまく見せられない父の話でもありました。走るのが好きではないと打ち明けたアンジェリカと、毒に手を出したサラ。同じ家で育った二人の選択の差が、正直つらかったです。

神父が後日、父と娘のどちらが犯人かまでは確信がなかったと明かすのも印象的でした。推理で詰め切るより、犯人の心理に賭けた解決です。ジェイコブの考えた方法をそのまま使ってやり遂げたところに、彼への敬意のようなものを感じました。

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