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クルミットです♪
「4時02分の銃声」には、録音された会話と銃声が登場します。別々の場所で話していたように聞こえる二人は、本当に離れていたのか。コロンボ警部は、電話を使ったアリバイを、もう一つの電話から追い詰めます。
それでは63話を一緒に見ていきましょう!
※ここからは結末までのネタバレを含みます。
刑事コロンボ 第63話 シーズン10第8話「4時02分の銃声」のあらすじ
人気ラジオ司会者は、自分の番組や周囲の人へ強い影響力を持っています。彼の養女も一緒に暮らし、番組の制作に携わっていました。しかし彼女には、小説を書いて独立したいという希望があります。
彼女を後押ししたのは、司会者の元従業員でした。原稿を出版につなげようと動き、彼女がニューヨークへ行くことを応援します。司会者は娘を手元に置くため、出版社への働きかけまでして進路を邪魔していました。
元従業員はその妨害を知り、司会者と対立します。仕事の不正を知る人物でもあり、司会者の立場を脅かす相手になりました。司会者は彼を殺す計画を立てます。
娘を大事にしているつもりでも、本人が望む仕事を裏から潰すのはひどいです。応援する人まで邪魔者として扱うところに、息苦しさを感じました。
司会者は、決まった時刻に自分の家へ電話をかけるよう元従業員に指示します。その時刻、実際の司会者は相手の家に忍び込んでいました。電話が自宅の留守番電話につながると、同じ家にある別の電話機を取るのです。
元従業員には、自宅にいる司会者が電話に出たように聞こえます。しかし相手は、すぐそばの部屋から話していました。留守番電話には、その会話が録音されます。
司会者は元従業員を背後から撃ちました。銃声も録音され、自宅にいた人物が電話越しに殺人を聞いたような記録ができます。音だけでは、声を出した人の居場所まで分からないのでした。
司会者は被害者の私生活を利用して、別の相手に疑いが向くようにも工作します。自分は電話で異変を知り、心配して動いたという説明を用意しました。
コロンボは、家へ無理やり入った形跡がないことを調べます。そして司会者が、まだ教えていないはずの被害者の撃たれ方を知っている点にも気づきました。親切に説明している言葉の中に、知らないはずの事実が混ざっています。
犯人が事件の様子を知りすぎている場面には、つい耳を澄ませてしまいます。録音を用意しても、あとで何を話すかまでは完全には整えられないんですね。
司会者は、山の上の自宅で銃声を聞き、車で被害者の家へ向かったと説明します。その途中で警察へ連絡すべきだと気づき、携帯電話で通報したというのです。
コロンボはその道筋と通報を結びつけます。当時、その山道の自宅近くでは携帯電話の電波が届きませんでした。司会者の説明どおりに車が走っていたなら、その場所から通報はできないはずです。
録音は離れた場所にいたように聞こえても、実際の移動と通話できる範囲が一致しません。警部は、司会者が語る出発地点そのものがおかしいことを示しました。
自宅で事件を聞いたというアリバイは、電話がつながったという本人の行動によって崩れます。娘の人生も事件の説明も自分で動かせると思っていた司会者は、警部の確認から逃れられなくなりました。
刑事コロンボ 第63話 シーズン10第8話「4時02分の銃声」の感想まとめ
電話で作ったアリバイが、携帯電話の通話圏で崩れるところが好きです。銃声の録音だけを何度聞いても分からないことが、実際の道を確かめると見えてくる。警部が録音の外へ目を向けるのがよかったです。
養女への態度にはずっと腹が立ちました。本人に直接反対するだけでなく、知らないところで出版の可能性を潰していたことが嫌です。娘は自分の原稿が認められなかったと思ってしまいますから。
司会者は普段から言葉で人を押さえつける人です。でも、どれだけ強く説明しても電波の届かない場所では電話はつながらない。警部がその道で確認する話には、声の大きさでは押し切れない安心感がありました。
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