名探偵ポワロ 第20話 あらすじ シーズン3第1話「スタイルズ荘の怪事件」 疑われたがる夫と、飾り物に隠された手紙

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今回は、ポワロと友人の大尉が一緒に事件に向き合う、その始まりのお話です。以前から顔見知りだった2人ですが、出会いのきっかけには、大尉が殺人を疑われたという驚きの出来事がありました。

舞台となるスタイルズ荘では、女主人が命を落とします。夫に向けられる疑いも気になりますが、私が引っかかったのは、ポワロの手が震えていたという小さな出来事でした。

ここからは、犯人と結末にも触れながらお話しします。
それでは20話を一緒に見ていきましょう!

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名探偵ポワロ シーズン3第1話「スタイルズ荘の怪事件」のあらすじ

今回のお話は、これまでのシリーズより前にさかのぼります。ポワロ、大尉、警部の3人が、初めて一緒に事件に関わることになるお話です。

ただし、3人とも初対面というわけではありません。大尉と警部は、それぞれベルギーで起きた別の事件を通じて、ポワロを知っていました。

大尉がポワロと出会ったのは、戦争が始まる前のこと。ベルギーの村でカモ猟をしていたところ、そこで殺人事件が起きてしまいます。

被害者を撃った銃と、大尉が使っていた銃が同じ種類だったため、大尉にも疑いがかかりました。調べに来たポワロによって疑いは晴れますが、ずいぶん落ち着かない出会いだったのです。

猟に来ただけなのに、殺人を疑われるなんて! 大尉にとって、ポワロは忘れようにも忘れられない相手ですね。

その後、ポワロは戦争を逃れたベルギーの人たちとともに、スタイルズ荘のある村で暮らしています。故郷を離れ、避難先で生活している時期でした。

そんなポワロの登場は、つやのある革靴を履いた足元から。声が聞こえ、少しずつ顔が見えてくるという順番です。

顔が見えるまで、つい待ってしまいました。あのきちんとした足元を見ると、落ち着かない時期でもポワロらしくて、少しほっとします。

一方、大尉には戦場で負った傷だけでなく、心の疲れもうかがえます。戦地の映像を見つめるときの、どこか遠くを見るような表情が気にかかりました。

眠っていても、戦場の音から離れられません。夢の中では砲撃の音が響き、女性が大尉の名前を呼び、戦車にひかれそうになります。

そして、目覚めた大尉の耳に届くのは、屋敷の女主人が苦しむ声でした。夫人の息子も、母を呼びながら寝室の扉をたたいています。

夢の中の騒音と呼び声が、現実の物音や叫び声につながっていく場面です。目を覚ましても、安心できる状況ではありませんでした。

せめて眠っている間くらい、休ませてあげてほしい。やっと夢から覚めたところで、今度は本当に人が苦しんでいるなんて、これはきつかったです。

夫人は命を落とし、その死をめぐって調べが進みます。夫人には2人の実の息子がおり、そのうちの1人は医師として病院で働いていました。

この医師の息子は、母の死について、病気などによる自然な死か、事故ではないかと主張します。殺人という考えを避けるような態度を、ポワロは気に留めました。

母親が殺されたとは思いたくない、という気持ちなら私にも分かります。でも、ポワロが引っかかっているのは、その主張をしている人の医学の知識でした。

大尉は、専門知識のない人なら間違うこともある、と受け止めます。そこでポワロは、夫人の息子には医学を学んだ資格があると指摘しました。

誰が口にした言葉なのかによって、同じ説明でも重みが変わります。大尉が聞き流しかけたところで、ポワロは立ち止まっていたのです。

医師なのに、そこまで事故だと言うのはなぜ? お母さんを亡くした人を疑いたくはないけれど、私もこの言い方には引っかかりました。

一方、その医師の息子には、同じ病院で働く好きな女性がいます。しかし、女性のほうは、彼から嫌われていると思っていました。

好意があるのに、相手には逆に受け取られている2人です。女性は彼の態度をよそよそしく感じているようですが、病院からの帰りにバスを降りる場面では、2人は親しげに話しています。

そのやり取りには、気まずくて口もきけないような様子はありません。それだけに、女性が自分は嫌われていると思っていることが、少しもどかしくなります。

あんなふうに普通に話せるなら、もう少し気持ちも伝えてあげてほしい! 嫌われていると思いながら接するのは、相手だってつらいですよね。

そして、夫人の死をめぐる疑いは、夫にも向かいます。ところが、この夫の疑わしい振る舞いには、単に隠しきれない事情があるというだけでは済まない、別の狙いがありました。

その仕掛けが明らかになる中で、手掛かりとなるのが、ポワロ自身の小さな反応です。大尉は、ポワロの手が震えたところを、一度だけ見たと話します。

それは、書類かばんがこじ開けられているのを見たときでした。ポワロは、そのとき怒っていたのだと答えます。

手が震えていたという大尉の言葉をきっかけに、ポワロはその場の様子を思い返しました。そこで気づいたのが、部屋の飾り物の状態です。

ポワロは最初にその部屋へ入ったとき、飾り物の位置を整えていました。ところが、再び入ったときには、誰かが触ったと分かる状態になっていたのです。

最初から乱れていたのではありません。自分で一度きちんと直したからこそ、その後に変化があったことが分かります。

そこで飾り物のことにつながるんですね! 私は書類かばんのほうに気を取られていたので、ポワロが最初に位置を直していたことまで思い出せませんでした。

誰かが、その間に飾り物に触れている。そこからポワロは、犯行に結びつく手紙が、飾り物の中に隠されていると気づきます。

かばんがこじ開けられたことだけでなく、その周りで何が変わったのかも手掛かりになっていました。大尉の何気ない指摘が、ポワロの記憶を呼び戻したのです。

夫人を殺した犯人は、疑いを向けられていた夫でした。そして夫には、ひそかに愛人関係にある女性もいたのです。

夫は警察から疑われることを、わざと促していました。自分への疑いを早い段階で固めさせ、裁判で無罪になることを狙っていたのです。

この計画が当てにしていたのは、いったん無罪になれば、同じ事件で再び裁かれることはないという仕組み。先に無罪を得てしまえば、その後に犯行が分かっても罪を問われずに済む、という考えでした。

つまり、夫は自分を怪しく見せることまで計画に組み込んでいます。警察が疑ってくれるほど、自分の望む方向へ進むように仕向けていたのでした。

疑われることまで利用していたなんて! 人が亡くなっているのに、先に自分が逃げ切る段取りを考えていた夫には、じわじわ腹が立ちます。

疑わしく見えた夫は、実際に犯人でした。ただ、その疑わしさをそのまま受け取って急いで進めば、夫の狙いにはまるところだったのです。

ポワロは、夫の計画と、隠された手紙へとたどり着きます。その途中で役に立ったのは、大尉が覚えていた、友人の手の震えでした。

名探偵ポワロ シーズン3第1話「スタイルズ荘の怪事件」の感想まとめ

いちばん心に残ったのは、大尉がポワロの手の震えを覚えていた場面です。かばんや手紙の話より先に、友人の様子を見ていたことが、私はうれしかったです。

大尉は、その一言が隠し場所を見つけるきっかけになるとは思わずに話しています。そういう何気ないやり取りでポワロが気づくところに、思わずうなずきました。

大尉、そのことを覚えていてくれて良かった!

ポワロが飾り物の位置を直していたことも、この場面では頼もしく見えました。きちんと並んでいないと気になる、その細かさに助けられます。

一度直した物が変わっていたなら、誰かが触っている。説明を聞けば分かることなのに、こじ開けられたかばんを見たら、私ならそちらばかり気にしてしまいそうでした。

夫の計画には、嫌な気持ちが残ります。疑いを集める姿を見ても、それさえ本人の狙いだったと分かると、素直に受け取れなくなってしまう。

無罪を先に手に入れておけばいい、という考え方が腹立たしかったです。亡くなった夫人のことを思うと、そんな都合のいい逃げ方を許したくありません。

そして、冒頭の大尉の様子も忘れられませんでした。戦地の映像を見つめる顔や、眠っている間にも戻ってくる戦場の音がつらかったです。

夢から覚めれば、少しは楽になれるとこちらは思ってしまいます。そこへ夫人の苦しむ声が聞こえてくるので、大尉が落ち着ける時間を、もう少しあげてほしくなりました。

そんな大尉が、事件の中ではポワロの言葉を聞き、自分の考えも伝えていきます。息子の医学の知識について指摘される場面では、大尉の受け止め方のほうに近かった私も、一緒に話を聞き直す気分だった。

その大尉が、ポワロの気づきを助けてくれたのが良かったです。友人の手が震えていたことを忘れずにいた大尉に、最後は少し温かい気持ちになりました。

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