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クルミットです♪
高級レストランの料理に鼠が出た依頼が、オーナーシェフ殺しに変わる第9話です。ヒヴァーナの厨房と一族の過去をたどるフランクとルー(ルエラ)の捜査を、犯人と動機まで順に整理します。
それでは9話を一緒に見ていきましょう!
※ここからは結末までのネタバレを含みます。
シェイクスピア&ハサウェイ 第9話「ろくでなしの料理人」のあらすじ
高級レストラン「ヒヴァーナ」で、大事な夕食の席に出された料理から鼠が見つかる。オーナーシェフのレン・テクラーに呼ばれたフランクとルー(ルエラ)は、厨房で続く妨害行為の調査を引き受ける。
依頼人のごちそうに浮かれていた二人が、鼠の話で食欲をなくすのは気の毒で可笑しい。
フランクは内部の犯行を疑うが、レンは美食評論家のポーリーナ・ステイントンを疑う。セバスチャンは厨房に潜入し、隠しカメラを仕掛ける。スープに吐剤が混ぜられる妨害もあり、客に食中毒が出て店は休業となる。
その後、レンは毒入りのコーヒーで殺される。食料庫で倒れた彼は、壁に「ごめん」と書き残していた。
フランクとルーは、ポーリーナ、レンの妻セシリア、息子マイロ、ウェイトレスのディタ・パーディ、元共同経営者トレバー・コーディスの関係を洗う。ポーリーナはかつてレンの下で働くシェフだったが、セクハラを受けて辞め、評論家に転じていた。彼女は殺しを否定し、レンは長く生きて惨めさを味わえばよかったと語る。
手掛かりは20年前のレンの弟マイケルの死にあった。レンとトレバーに勧められて全財産を最初の店に注ぎ込んだマイケルは、店が潰れたあとに自ら命を絶っていた。
毒入りコーヒーを扱った人物を探すため、フランクたちは隠しカメラの映像を調べる。拡大して見えた指輪から、コーヒーに触れたのがセシリアだと分かる。
四時間分の映像を二度目も見るよう頼まれるセバスチャンには同情する。
真犯人はディタだった。彼女はマイケルの娘で、レンの姪にあたる。両親の死後は里親制度に入り、レンに引き取られなかった。父の死とその後の母の死をレンのせいだと考えたことが、妨害と殺人の動機だった。セシリアは姪の存在を知らず、レンも気づかないまま彼女を雇い、マイロも終盤まで従兄妹と知らずに好意を寄せていた。ディタはセシリアにコーヒーを運ばせ、トレバーが現場にいたと警察に偽って伝えていた。母がマイケルの死の直後に連絡を取ったのに、妊娠は嘘だと思われて取り合ってもらえなかった、というのが彼女の言い分だった。
ディタは白鳥の足こぎボートに飛び乗ってエイヴォン川へ逃げ、フランクとルーも別のボートで追う。
殺人犯の逃走手段が白鳥のボートというのは意外な選択だ。
幕切れでは、フランクがチームにファストフードのピザをおごり、ルーの分に偽物の鼠を仕込んでいたずらをする。
シェイクスピア&ハサウェイ 第9話「ろくでなしの料理人」の感想まとめ
依頼の入口は鼠の混入ですが、決め手になったのは20年前の兄弟の話でした。フランクは内部犯、レンは評論家のポーリーナと見立てが割れていて、疑いの向きが二つあるぶん容疑者も増えていきます。ポーリーナにはレンを恨む理由が十分あるのに、殺しは否定する。恨みがあることと犯人であることは別、という整理が分かりやすい回でした。
隠しカメラの使い方も面白いところです。セバスチャンが仕掛けた映像から分かるのは、セシリアがコーヒーに触れていたことまで。指輪は触れた証拠にはなっても、毒を入れた証拠にまではなりません。ディタがセシリアを使ってコーヒーを運ばせ、トレバーについて偽の報告までしていたことを思うと、目に見える手掛かりの裏に別の意図が隠れていた構図が印象的です。
レンが壁に残した「ごめん」も、弟マイケルの件と結びつけて読むと後味が変わります。レンは横暴な雇い主として描かれる一方、その言葉だけは別の顔をのぞかせます。
題名は『じゃじゃ馬ならし』の引用から取られています。冒頭の鼠入りの料理と、幕切れでフランクがルーの皿に偽物の鼠を仕込む悪ふざけがきれいに対になっていて、事件の重さを引きずらずに終わるのが、このコンビらしいところです。
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