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クルミットです♪
第3話は、葬儀屋ピーターに24時間後の殺害予告が届くところから始まります。護衛を頼まれたフランクとルー(ルエラ)が、妻アンへの襲撃とひき逃げ事件をたどり、依頼人の隠していた顔に行き着く回です。
それでは3話を一緒に見ていきましょう!
※ここからは結末までのネタバレを含みます。
シェイクスピア&ハサウェイ 第3話「約束された終焉」のあらすじ
葬儀屋のピーターが、フランクとルー(ルエラ)の探偵社に護衛を頼みに来る。ミスター・アールとミスター・ジーを名乗る二人組が訪ねてきて、犯罪組織に雇われたとして、24時間後にピーターを殺すと告げたという。警察に知らせれば家族にも累が及ぶと脅されていた。
ピーターは、自分に敵はいないはずで、命を狙われる心当たりもないと話す。一方、妻のアンは二度襲われる。襲撃のあと、フランクはアンが通う美術学校にまつわる写真を見つけた。
ルーは近所の見回り役メルヴィン・ピプキンに話を聞く。メルヴィンはアンに好意を寄せていた。フランクは彼を有力な容疑者とみたが、そのメルヴィンがひき逃げに遭って亡くなっているのが見つかる。
有力な容疑者が早々に退場して、捜査は振り出しに戻る。
セバスチャンはピーターの前妻を訪ねる。前妻は離婚の取り決めでお金を巻き上げられていた。調べが進むと、ピーターが前妻にも現在の妻にも暴力を振るっていたことが明らかになる。
ミスター・アールとミスター・ジーの正体も分かる。二人はアンの通う学校の教師で、アンに説得されて、ピーターを怖がらせるために殺し屋のふりをしていた。フランクとルーが二人を見つけたとき、二人は踊りの授業の最中だった。殺害予告は、アンが仕組んだものだった。
途中の場面では、ピーターが殺し屋役の二人に、誰が自分の死を望むのかと詰め寄っている。二人のうちのひとりは、本当に心当たりがないなら救いようがないと答えた。
守られるはずの依頼人こそが加害者、という反転。
暴力の疑いをぶつけられたピーターは、証拠がないだろうと言い、アンと探偵たちを家から追い出す。外に出たフランクが車を調べると、へこみも割れたガラスもなかったが、ワイパーにメルヴィンの襟章が挟まっていた。メルヴィンをひいたのはピーターで、アンへの襲撃もピーターの仕業だった。メルヴィンは、アンへの暴力を通報しようとしていたところだった。
暴力そのものを裏づける証拠は足りなかったが、襟章によって、ひき逃げの責任は問えることになる。ピーターは手錠をかけられて連れて行かれ、警察に逮捕される。アンは、交際相手であるミスター・アール役の教師と一緒にその場を去っていく。
ワイパーの襟章という小さな物証が、結末を引き寄せた。
シェイクスピア&ハサウェイ 第3話「約束された終焉」の感想まとめ
今回の肝は、依頼人のピーターが被害者の顔をしていた点です。自分に敵はいないと言う人物が、実は妻たちに暴力を振るう側だった。メルヴィンを疑ったフランクの見立ては外れましたが、容疑者が亡くなったことで、捜査の向きがはっきり変わりました。
ルーの聞き込みで見えたメルヴィンの好意と、セバスチャンが会った前妻の話が重なって、ピーターの別の顔が浮かびます。二人の妻に同じ被害があると分かって、初めてアンが殺害予告を仕組んだ理由が腑に落ちました。殺し屋役の二人が踊りの授業中だったという場面も、怖い殺し屋という印象とのずれが大きく、脅しの正体を伝える手掛かりになっています。
決め手は、ピーターに追い出されたあとの、外での確認でした。へこみもガラスの割れもないのに、ワイパーに襟章が挟まっている。派手な推理ではなく、現物を一つずつ確かめる地味な作業が結末を引き寄せるところが、元警部のフランクらしいなと思います。暴力の証拠は足りなくても、ひき逃げで責任を問える形に収まったのも納得です。
殺し屋役の二人に詰め寄っても、理由に心当たりがないピーターの姿は、あとから振り返ると伏線として効いています。殺し屋役のひとりがアンの交際相手だったという結末で、予告の場面の印象も変わります。依頼人を守るはずの探偵が、最後はその依頼人を追い詰める側に回る構図も、よくできています。
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