刑事モース 第19話 あらすじ シーズン5第2話 映画館の毒殺と火災、50年消えなかった恨み

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今回は、古いホラー映画を見た元警察官の死から始まります。映画館には有名俳優が訪れる予定ですが、その華やかな催しでも犠牲者が出てしまいました。

映画にまつわる呪いの話に、博物館から盗まれた品。気味の悪い出来事が続く一方、モースの私生活には思わぬ気まずさも待っています。

ここからは、犯人と結末にも触れながらお話しします。
それでは18話を一緒に見ていきましょう!

NHK BSプレミアム4Kで放映されるまであと41日です!

刑事モース シーズン5第2話のあらすじ

1968年5月。博物館の警備員として働く元警察官が、自宅で亡くなっているのが見つかります。

一人暮らしで酒に溺れていた男性で、当初は病死と考えられていました。しかし、検視によってストリキニーネという毒物が使われたことが判明。

亡くなる前、警備員は地元の映画館で古いホラー映画を見ていました。モースたちは、そこでの足取りを調べ始めます。

映画館の従業員に尋ねても、警備員を覚えている人はなかなか見つかりません。唯一、オルガン奏者だけが、彼について話してくれました。

奏者は、警備員が建物の非常階段で誰かと話しているのを聞いていたのです。その相手が誰だったかが、捜査の手がかりになります。

一人でお酒を飲んでいたからと、そのまま病死で片づけられなくて良かったです。亡くなった人のことを、ちゃんと調べてほしいですよね。

警備員が警察を辞めたのは9年前。現役時代に関わった事件への恨みも考えられますが、ずいぶん時間がたっています。

それでも上司は、復讐に遅すぎるということはないと考えています。この言葉が、あとから重く響くことに。

映画館の支配人にも、どうにも落ち着かないところがありました。ハトを毒で駆除し、その死骸を屋上から投げ落としていたのです。

その一羽が、上司の車のボンネットに落下。モースと上司も、思わずぽかんとしてしまいます。

ハトをそんなふうに投げ落とさないで! 毒殺事件を調べている途中でこれでは、支配人のことまで疑いたくなります。

一方、モースは金髪の女性と知り合い、一夜を共にしていました。ところが、その女性が上司のめいだと分かります。

上司のもとには、兄弟とその妻、娘の3人が訪ねてきていたのでした。モースにとっては、なんとも気まずい再会。

大人たちが食事に出かける間、モースは彼女に街を案内するよう頼まれます。そこで連れていった先が、捜査中の映画館でした。

よりによって上司のめいだったなんて! 街を案内してほしいと頼まれても、モースは落ち着かなかったと思います。

映画館では、古いホラー映画の続編を披露する催しが開かれます。招かれたのは、前の作品にも出演していたベテラン俳優でした。

その古い映画には、呪われているといううわさがありました。撮影に本物の古代エジプトの品を使い、関わった人々が次々と亡くなっていたためです。

俳優は、当時の出演者や製作陣の中で最後に残った一人。本人まで、呪いを信じるようになっていました。

そこへ、エジプト人の考古学者が抗議に訪れます。自国の文化を安っぽく扱う映画に怒り、関係者は報いを受けることになると警告。

そんな発言のあと、オルガン奏者が倒れて亡くなってしまいます。警備員に続き、映画館に関係する人物が命を落としたのでした。

しかも、俳優に渡された贈り物の中身までおかしなことに。時計のはずが、甲虫をかたどった古代エジプトの品、スカラベに変わっていたのです。

その品は、警備員が勤めていた博物館から盗まれたものでした。俳優は贈り物を見て、恐れと怒りを隠せません。

時計だと思って開けた箱に、自分が恐れているものが入っていたら嫌ですね。これは俳優を怖がらせるために、わざと入れたんじゃないの?

奏者が飲んだマティーニには、青酸系の毒が入っていました。最初の警備員に使われたものとは違う毒物だったのです。

そして捜査から、その酒は本来、俳優を狙ったものと分かってきます。奏者は、別の人を殺すために用意された酒を飲んでしまったのでした。

飲み物を口にしただけで、命を奪われるなんてひどい! 俳優を狙う人間がまだ近くにいると思うと、催しのことも喜べません。

抗議した考古学者には、息子を亡くした過去がありました。前年に中東で起きた六日戦争で、息子を失っていたのです。

その話を知った上司は、すぐにお悔やみを伝えます。映画への抗議だけで、この人を怖い人物だと決めつけたくなくなりました。

息子の話を聞いて、まずお悔やみを伝える上司が良かったです。捜査の最中でも、こういう言葉を忘れない人なんですね。

そのころ街では、人種差別による襲撃も起きていました。移民の家族を支える相談施設には、窓を割ろうとれんがが投げられます。

強化ガラスだったため、れんがは跳ね返りました。しかし、そこを頼って暮らす人たちには、十分に怖い出来事です。

襲撃の標的には、地元の犯罪組織の男が所有する物件が目立ちます。この男は用心棒代を取り立て、映画館や従業員ともつながっていました。

困っている家族の相談場所まで襲わないで! 窓が割れなかったから安心、とはとても思えません。

警察の中では、モースと同僚の刑事との間もぎくしゃくしています。映画館の近くのパブを聞き込ませれば、酔って帰るだけだとモースは冷ややか。

実際、その刑事は酒が回った状態で戻ってきてしまいました。女性警官は話し相手になってくれますが、モースとの距離はなかなか縮まりません。

モースの言い方は少しきついけれど、聞き込みで酔ってしまうのは困る! ここはちゃんと仕事をして、見返してほしかったです。

やがて、最初の警備員は飲み物の容器に毒を仕込まれていたと分かります。モースと上司は、犯人が片腕の人物だとも突き止めました。

行き着いたのは、映画館の受付係。第一次世界大戦で片腕を失った男性です。

彼が狙っていたのは、あのベテラン俳優でした。大戦の終わりごろに兄弟が亡くなり、その死を俳優のせいだと信じていたのです。

それは、50年近く前の出来事だった。

受付係は警備員にスカラベを盗ませ、時計とすり替えていました。呪いを恐れる俳優を、その品で追い詰めていたのでした。

警備員を毒殺したのも、この受付係です。オルガン奏者は彼の悪事に気づき、脅しをかけていましたが、飲んでしまった毒入りの酒の標的は俳優でした。

兄弟を失った悲しみは消えなくても、ほかの人の命まで奪っていい理由にはならないです。警備員も奏者も、もう帰ってこないのに。

モースと上司は、俳優を襲おうとする受付係を止めるため、映画館へ急ぎます。

ところが、その映画館では支配人が火を放っていました。建物の売却を進めるための放火で、受付係による襲撃と重なってしまいます。

受付係は俳優と対峙し、支配人を銃で撃ち殺します。炎が広がる中、俳優は逃れようとし、受付係自身は火災で命を落としました。

人がいる映画館に火をつけるなんて! 支配人まで別の目的で危険を広げていて、逃げようとする人のことを思うと腹が立ちます。

上司は、放火の背後にあの犯罪組織の男がいると考えます。映画館を取り壊し、土地を開発業者へ売る計画を疑っているのでした。

しかし、支配人が死んだため、関与を証明できません。組織の手下が刺し殺された事件についても、犯人は分からないままです。

事件のあと、モースは最初の被害者に自分を重ねます。警察を離れ、一人で酒に溺れて亡くなった男性の姿が、他人事ではなくなっていたのでした。

そんなモースを、上司は安心させようと言葉をかけます。

刑事モース シーズン5第2話の感想まとめ

いちばん残ったのは、事件のあとで自分の行く末を不安に思うモースでした。犯人を突き止めても、最初の被害者の暮らしが胸に残っていたんですね。

捜査中は同僚に厳しいことも言う人ですが、こんなふうに弱気になることもある。上司の前でその不安を口にできたことには、少しほっとしました。

一人でお酒を飲む時間まで、全部悪いとは思いません。でも、仕事を離れたあとにも気軽に話せる相手が、モースにはいてほしいです。

めいとの一件には驚いたけれど、今回の出会いで寂しさがすっかりなくなるわけでもなかった。あの気まずさを抱えながら街を案内するのは、大変だったと思います。

受付係の恨みが、50年近く前の兄弟の死に結びついていたことも、つらかったです。そんなに長い間、俳優への憎しみを抱えて生きてきたの?

ただ、警備員を盗みに巻き込み、毒まで飲ませたことには腹が立ちました。贈り物をすり替えて怖がらせるやり方も、嫌だった。

そして、火災で受付係が亡くなっても、支配人の背後にいたかもしれない男には届きませんでした。上司の疑いだけが残ってしまったのも、すっきりしません。

映画館で次々と人が亡くなったあとだからこそ、最後のモースの不安を軽く扱いたくなかったです。そんなモースをなだめてくれる上司の言葉に、私まで少し救われました。

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