名探偵ポワロ 最終回(第70話) あらすじ シーズン13第5話「カーテン 〜ポワロ最後の事件〜」 ノートンを撃ったポワロ、親友に残した最後の手紙

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全70話の「名探偵ポワロ」も、ついに最終回。ポワロとヘイスティングスが顔を合わせるのは、かつて殺人事件が起きたスタイルズ荘です。

親友との再会なのに、痩せたポワロの姿を見ると寂しさが先に来てしまいました。そばにヘイスティングスがいてくれることが、いつも以上にうれしいですね。

今回は犯人と事件の結末、そして二人のお別れまで触れていきます。
それでは最終回を一緒に見ていきましょう!

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名探偵ポワロ シーズン13第5話「カーテン 〜ポワロ最後の事件〜」(最終回)のあらすじ

物語は、一人の女性が死刑を言い渡され、処刑されるところから始まります。この女性の死も、ポワロが追う事件とつながっていました。

そして、ヘイスティングス大尉が訪ねたのは、ラトレル夫妻がホテルを営むスタイルズ荘。そこで待っていたポワロは、痩せ衰え、車椅子に座っていたのです。

ポワロは、この場所で再び殺人が起きると告げます。しかし、誰が殺され、誰が殺すのかはわからないという話だった。

身体が自由にならない自分に代わって、目となり耳となってほしい。ポワロはヘイスティングスに協力を求め、二人は一緒に事件を追うことになります。

ポワロがこんなに小さく見えるなんて。でも、ヘイスティングスに頼む姿には、少しほっとしました。

ホテルには、ヘイスティングスの娘ジュディスも滞在していました。彼女が助手を務めるフランクリン博士は、毒物の研究に夢中になっています。

博士の妻バーバラは病弱で、世話をするクレイブンを振り回してばかり。夫婦の間にも、気持ちの行き違いがある様子です。

一方、エリザベス・コールはピアノを弾き、ポワロに美しい音色を聴かせていました。人の言い争いや不満があるなかで、彼女の演奏が流れる時間もあります。

滞在客のノートンは、優しそうに見える人物。高圧的な母親に育てられ、暴力や血を苦手としていますが、人の陰口が多いところもありました。

バーバラのお世話をするクレイブン、休まる時間がなさそう。具合が悪いのはつらくても、周りに当たり続けるのは困ります!

ヘイスティングスが気にしていたのは、娘のジュディスの考え方でした。彼女は、役に立たない命は消してもよいという危うい思想を口にするのです。

誰かに影響されたようにも見える娘を、父親として放っておけません。そのうえ、薬物中毒のアラートン少佐がジュディスにつきまとっていました。

娘への心配を募らせたヘイスティングスは、アラートンに殺意を抱くようになります。ついには、自分が人を殺しかねないところまで追い込まれてしまった。

ヘイスティングスまで、どうしてこんなことに? 娘が心配なのはわかるけれど、その手を止めてほしい!

幸い、ポワロが介入したことで殺人は未遂に終わります。翌日、自分がしようとしたことに気づいたヘイスティングスは、恐ろしくなっていました。

彼は妻を亡くしたばかりでもありました。皆が流れ星を眺めるなか、独りで涙ぐむヘイスティングスの姿があります。

娘のことで張り詰めていたところに、奥さんのいない寂しさまで。ここは、そばに誰か座ってあげてほしかったです。

そんななか、バーバラが激しく苦しみ、亡くなります。死の原因となったのは毒でした。

病弱な身体や気分の落ち込みから、生きる気力をなくしていたのではないか。バーバラには自殺の可能性があるとされます。

ノートンは、散策中に双眼鏡で何かを見たとヘイスティングスに話していました。しかし、肝心なところは曖昧なままで、はっきり説明しようとしません。

何か知っているような話だけして、肝心なことは言わない。聞かされるヘイスティングスが、余計に落ち着かなくなってしまうよ。

そして、ポワロが向き合う相手は、このノートンだった。

ノートンは、自分で手を下す代わりに、人を言葉で動かして殺人へ追い込んでいたのです。人の弱いところにつけ込み、実際に罪を犯す役目は相手に負わせていました。

冒頭で処刑された女性も、ノートンに操られた一人だった。命を奪うところまで他人を追い込んでおきながら、自分は罰を受けずにいるのです。

血を見るのは苦手なのに、人を殺人へ追い込むのは平気なんだね。自分だけ無実の顔をしているノートンには、腹が立ちます!

雷雨の夜、ポワロとノートンは部屋で向き合います。ノートンは、法律の上では自分は無実だと言い、ポワロをあざけっていました。

自分を殺せば、今度はポワロが殺人者になる。その名声も失われると、ノートンは追い打ちをかけます。

信仰を持つポワロに対し、神の裁きまで持ち出すノートン。ポワロも彼と母親の関係を突きますが、それで相手を止めることはできません。

苦しんでいるポワロに、まだそんなことを言うの! ノートンの口が止まらないのが、きつかった。

ポワロが用意したホットチョコレートには、二つのカップの両方に睡眠薬が入っていました。ノートンがどちらを選んでも眠るようにしてあったのです。

ポワロ自身は、普段から使っていた睡眠薬に身体が慣れていました。そのため、同じものを飲んでも、ノートンのようには眠りません。

そして、車椅子を使っていたポワロは、実際には自分で歩くことができた。身体が動かないように見せていたことも、彼の仕掛けの一つだったのです。

ポワロは、付けひげを外して犯行に臨みます。眠らされたノートンが目を覚ましたとき、目の前には銃を向けるポワロがいました。

ノートンは、そのとき笑みを浮かべます。ポワロに殺人をさせることさえ、自分の勝ちだと受け止めているようでした。

そして、ポワロはノートンを撃ち殺します。

ポワロ、その人を撃つしかなかったの? ノートンを止めてほしかったのに、引き金を引く姿を見るのはつらい。

ポワロはノートンの死を自殺に見せかけ、警察もそのように判断します。ヘイスティングスは、親友が何をしたのか知らないままでした。

その後、ベッドに横たわるポワロは、神が自分を許してくれるかとヘイスティングスに尋ねます。事情を知らないヘイスティングスは、許してくれると答えました。

ポワロは、ノートンの死は自殺ではなく殺人だと伝えます。そして、まだ片づけることが残っているとしながら、自分を休ませてほしいと頼むのでした。

ヘイスティングスは、親友を疑わずに答えてくれるんですね。この優しさが、今のポワロには余計につらそう。

ヘイスティングスが部屋を出たあと、ポワロは心臓の発作に襲われます。手を伸ばした先には、発作の薬とロザリオがありました。

ポワロが手に取ったのは、祈りに使う数珠であるロザリオ。神に許しを求めながら、独りで最期を迎えます。

階下では、エリザベスがピアノを弾いていました。その演奏が止まったころ、異変を感じたヘイスティングスは、ポワロのもとへ戻ります。

しかし、親友はすでに息を引き取っていました。

さっきまで話していたのに。もう一度だけヘイスティングスを呼んでくれたら、と思ってしまいました。

ポワロが残した手紙から、ヘイスティングスは事件の真相を知ることになります。ノートンを殺したのがポワロだったことも、その手紙によって明らかになります。

そして、バーバラの死にも、思いがけない事情がありました。

毒入りのコーヒーを用意したのは、バーバラ自身。飲ませようとしていた相手は、夫のフランクリン博士だったのです。

ところが、ヘイスティングスがカップの載ったテーブルを回したことで、位置が入れ替わってしまいます。バーバラは夫に飲ませるつもりだった毒を、自分で飲んで亡くなったのでした。

テーブルを回しただけで、こんなことになるなんて。何も知らなかったヘイスティングスが、これまで背負うのはつらすぎるよ。

ジュディスはアフリカへ旅立ち、妻と親友を失ったヘイスティングスは、一人残されます。ただ、エリザベスとの間には、これからの支えになりそうなつながりもありました。

手紙の中でポワロは、ヘイスティングスと過ごした日々を懐かしみ、別れを告げます。そして最後に、ポワロがまっすぐこちらを見つめます。

名探偵ポワロ シーズン13第5話「カーテン 〜ポワロ最後の事件〜」(最終回)の感想まとめ

いちばんつらかったのは、ポワロが薬ではなくロザリオを手に取った場面です。許しを求める姿を見ていると、事件が解決した安心感は出てきませんでした。

ヘイスティングスを部屋から帰してしまうところも、寂しかった。あんなに頼りにしていた親友なのに、最期は一人で迎えるなんて。

ノートンには最後まで腹が立ちました! 人を殺人へ追い込んだうえ、銃を向けられても、ポワロが罪を犯すことを喜ぶように笑うところが嫌だった。

だからといって、ポワロが撃った瞬間にすっきりできるわけでもなくて。あの人に、こんなことまでさせたくなかったという気持ちが残っています。

ヘイスティングスのことも心配になります。奥さんに続いてポワロまで失い、娘も遠くへ行ってしまうのは、あまりに寂しいですよね。

エリザベスとの間に少し先の希望があることには、ほっとしました。無理に元気にならなくても、誰かと話せる時間があってほしい。

全70話を振り返ると、私はずっと、ポワロが答えを見つけてくれることに安心していたんだと思います。最後もそのつもりで見ていたから、彼自身が殺人を犯す結末は重かった。

それでも、ヘイスティングスと過ごした日々を振り返る手紙は、うれしかったです。苦しい事件のあとに、二人でいた時間を大事に思うポワロの言葉が残ってくれました。

いつか再放送や配信で会えたら、二人が一緒にいる場面をゆっくり見たい。最後にこちらをまっすぐ見つめたポワロには、もう少しだけ、そこにいてほしかったです。

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