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クルミットです♪
今回は、国際競技会の最中に銃撃事件が起きます。大勢が見ている会場で選手が殺され、観客の男の子まで巻き添えに。
ところが、捜査を始めたモースたちの前に、事件を引き取るという人たちが現れます。子どもまで傷ついているのに、地元の刑事には手を引けなんて、落ち着いていられません。
一方、モースの上司である警部は、夫から暴力を受ける女性を気にかけていました。この女性のことも、最後まで引っかかるお話です。
それでは21話を一緒に見ていきましょう!
刑事モース シーズン5第5話のあらすじ
1968年9月。各国の代表が参加するテレビ番組の競技会で、モースは急きょ英国チームの選手として出場します。
出る予定だった若手刑事が足首を痛め、その代役になったのでした。仮装をして競う、にぎやかな催しです。
モースがこういう競技に参加するなんて! 事件とは無縁のところで、少し困っている姿を見ていたかったです。
しかし、競技の最中に西ドイツ代表の男性が撃たれます。観客の小さな男の子にも流れ弾が当たり、会場にいた検視医が手当てに当たります。
楽しい催しに来ていた子どもまで、銃撃の巻き添えになったのでした。
男の子まで撃たれるのはつらいです。こんなに人がいる場所で発砲するなんて、腹が立ちます!
疑われたのは、スイス代表として競技に参加していた人物。ところが、本来出場するはずだったスイス人選手は、ホテルの部屋で殺されていました。
会場にいたのは、その選手になりすました別人です。競技会の殺人を調べ始めたばかりで、もう一人の被害者が見つかります。
そして検視医は、射殺された男性の入れ歯に注目。西ドイツから来たはずなのに、入れ歯は東ドイツで作られたものに見えるといいます。
当時のドイツは東西に分かれていました。出身についての説明と、体に残った手がかりが食い違っていたのです。
入れ歯からそんなことがわかるんですね。本人に聞けなくなっても、検視医はちゃんと拾ってくれます。
そこへ、ロンドン警視庁の特別捜査部が介入します。国家の安全に関わる事件を扱う部署で、地元の警察から捜査を引き取ってしまいました。
男たちは遺体や証拠品まで運び去ります。モースたちが調べようにも、手元に必要なものが残りません。
そこまで全部持っていくの? 事情の説明もないままでは、引っ込めと言われても納得できません。
それでもモースは捜査を続けます。やがて謎めいた二人の男が接触し、ある香水業者へと彼の目を向けさせます。
射殺された男性は、その業者に通訳として雇われていました。業者にはソ連との不透明な取引があり、秘密の売買にも関わる疑いが浮かびます。
事務所には危険な魚の水槽があり、モースにはマティーニを用意できると話す業者。捜査の話をしに来た相手にも、余裕のある態度です。
こちらは人が殺された理由を知りたいのに、お酒の話をされても困ります。あの余裕、ちょっとイラッとしました。
ただ、被害者がここで通訳をしていたことと、殺された本当の理由は別でした。モースは、被害者自身が残した手がかりも追っていきます。
その一つが詩の一節。英国側に渡そうとして隠した資料のありかを、被害者は詩を使って示していました。
ホテルの部屋を調べる際には、一緒にいた若手刑事の何気ない言葉も助けになります。モースの詩の知識が、隠されたものを見つける力になりました。
競技の代役は気の毒だったけれど、詩ならモースの出番! 若手刑事の一言が役立つところも、うれしくなります。
単独で調べ続けるモースには、危険も迫ります。男に襲われたところを、情報機関で働く女性が助け、襲撃者を射殺しました。
モースを救った女性も、秘密の仕事に長く携わってきた人物です。助けられた後も、モースの周りから危険がなくなったわけではありません。
一方、警部が気にかけているのは、新聞販売店を営む夫婦の妻でした。夫は長年、妻に暴力を振るっています。
妻はけがについて、ドアにぶつかった、階段から落ちたなどと説明。その言葉で夫の暴力を隠そうとしますが、警部は事情をわかっていました。
けがをさせられた本人が、その理由まで取り繕うなんてきついです。夫のために言い訳しなくていいのに。
モースの私生活にも、寂しい変化が訪れます。恋人がベトナムへ取材に向かうことになり、二人の関係は終わりを迎えました。
別れを軽く受け止めるようなことを言うモースですが、その後は酒場へ。そこで警部の娘と会い、空腹のまま飲むことを心配されます。
モースは悲しみを酒に少し漬けているだけ、といった冗談で返しました。
そんなふうに軽く言われると、かえって寂しくなりますね。ちゃんと食べたのか気にしてくれる人がいて、少しほっとしました。
捜査が進むにつれ、競技会で殺された男性の過去がわかります。彼は学生時代、大学教授に見いだされ、英国の情報活動に関わるようになっていました。
ところが、その教授自身がソ連側に通じていたのです。英国のために人材を集める立場を利用し、勧誘した人たちの情報をソ連へ流していました。
被害者も、その後ソ連側に取り込まれた一人。自分を誘った教授によって、情報を売り渡されていたことになります。
頼りにしていた先生が、その裏で情報を流していたなんて。誘われた人たちのことを思うと、嫌な気持ちになりました。
被害者が再び英国側へ秘密を知らせようとしたきっかけは、チェコ人の恋人の死でした。
チェコスロバキアでは「プラハの春」と呼ばれる改革の動きが起きていましたが、ソ連軍に押さえ込まれます。その際に、彼の恋人も命を落としていたのです。
彼はソ連側のスパイ網を暴こうとします。しかし、英国側へ知らせる前に、ソ連の情報機関が送り込んだ殺し屋に撃たれてしまいました。
スイス人選手が殺されたのも、殺し屋がその選手に成り代わるため。競技会の二つの殺人は、こうしてつながります。
恋人を失って、秘密を明かそうとした本人まで殺されるなんて。無関係のスイス人選手まで犠牲にして、口を封じるやり方がひどいです。
スパイ網に関わっていたのは、大学教授と大学の門番、そして新聞販売店の夫婦でした。警部が助けようとしていた妻も、その一員だったのです。
教授はモースと警部に告白しようとしますが、門番に撃たれてしまいます。ようやく本人から話を聞けるところで、また口を封じられました。
門番が身柄を拘束される場にも、特別捜査部の男たちが姿を見せます。
今度こそ話してもらえるところだったのに! モースたちの前で撃たれてしまうのが、やりきれません。
新聞販売店では、妻が暴力を振るっていた夫を殺します。長年の虐待を知る警部は、夫の死を事故として扱い、妻をかばいました。
モースは、その判断に異議を唱えます。警部が神のように人の運命を決めてよいのかと責めると、警部は、神が留守だから自分が任されたのだと返します。
妻は夫を殺した罪を問われずに済みました。
警部はそこまでして守るんですね。あの妻をこれ以上追いつめたくない気持ちは、私も同じでした。
しかし、妻にはスパイとしての秘密が残っています。モースと向き合っても、彼女は共産主義への信念を曲げません。
そしてモースが去った後、新聞販売店へ近づいてくる人影がありました。モースを襲撃者から救った女性と、特別捜査部の二人の男です。
三人が妻に何をするつもりなのかは、明かされません。夫の死が事故として処理されても、妻が安全になったとは言えない終わり方でした。
刑事モース シーズン5第5話の感想まとめ
いちばん残ったのは、夫を殺した妻を警部がかばう場面でした。けがの理由をごまかしていた妻を見ているので、事故として扱うと聞いたときは、正直ほっとしてしまいました。
モースが引っかかるのもわかります。警部が一人で決めてよいことなのか、その疑問は消えません。
でも私は、妻がドアにぶつかったことにしていた場面へ気持ちが戻ってしまいます。夫に傷つけられたうえに、夫を守る説明までしなければならなかったのがつらい。
そこへ、夫婦そろってスパイだったという事実。まさか、警部が心配していたあのお店がつながっていたとは!
妻に秘密があったと知っても、夫の暴力への腹立たしさは変わりませんでした。けがをした妻を見ていた警部も、そこは簡単に割り切れなかったように思います。
競技会で殺された男性の事情も、寂しいものがありました。恋人を失った後で英国側に知らせようとしていたことを知ると、最初の銃撃場面がつらくなります。
そして、隠し場所を探すモースを助けた若手刑事の一言。秘密を抱えた人ばかりの回だったので、ああいう普通のやり取りには救われました。
モース自身も恋人と別れ、酒場で冗談を言っていましたね。あのときは、警部の娘が食事を気にしてくれたことがうれしかったです。
それだけに、最後に新聞販売店へ向かう三人には落ち着かなくなりました。妻を助けに来た人たちとは、とても思えません。
事情を聞くためなのか、それ以上のことをするのか?
夫の暴力からようやく離れられた妻の店へ、あの三人が近づいていくところは、もうそっとしておいてほしくてきつかったです。
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